年末に
たまには歌舞伎でも って思い
出掛けた銀座は
こんな齢になってもまだ
苦手な街でして
早めに着くと
3部の当日券があると聞き
その発売時刻までの時間を
銀ぶら とでも
洒落込もうかと思うことなく
ならばと
歌舞伎座 横に まだあるのだろうかと
30年ぶりに
確めるようにドアを開けたそこは
ジョンとヨーコとが訪れた喫茶店
1979年夏
仲間たちと出掛けた旧軽銀座で
幸運にも出会うことが出来た
レノン家族
忘れもしない
憧れは一瞬で現実となり
その後 僕の中では
ずっとジョンは ここにいる
軽井沢から戻った頃
開店したばかりのここへ
訪れたと思われる喫茶店は
その後 レノンの店として
流行っていた
あの日
レノンたちが頼んだものが
レノンセットととして
メニューに残り
彼らが座った席は
空くことなく
どなたかが座る
1980年12月
そんな日から
わずか1年あまりで果てた人生
寂しくもまた
懐かしくもあり
更には
わずかに誇らしくもある
今日この頃なわけです











