人工内耳って、まずは手術で
インプラントを頭の中に埋め込みます。(キャー)
先日、入院したのはその手術の為です。
そして、脳内にインプラントを付けたら、
今度は外からプロセッサーを
ペチッとくっつけます。(磁石でくっつく)
私は耳にかけるタイプじゃなくて
頭に付けるタイプを選びました。
これが頭に付けるタイプのプロセッサー(KANSO2)
色は5色で私はシルバーを選びました。
そして、装着するとこんな感じ。
(実際は髪の毛で隠せる)
これを装着すると、音が聞こえる様になるんです。
術後、初めて装着する事を「音入れ」と言います。
音を入れるつっても、まー最初は雑音やらが聞こえるだけで
人の声の認識は無理だろうなぁ。
もしも、何も聞こえなかったらどうしよう。。。
とか色々不安でした。
装着したら、まずテストがありました。
ピーピー音が鳴るので
- 聞こえない
- 微かに聞こえる
- 小さいが聞こえる
- 聞こえる
- ちょうどいい大きさで聞こえる
- 大きくてうるさい
と書いた表をピーピーに合わせて
指でトントンとリズムを取って
自分の聞こえに合わせて表を指していきます。
当然コクレア (人工内耳のメーカー)の人も来てて
テストが終わった後
「すごく上手に出来てましたよ」と。
まぁまぁ、メーカーの人だからお世辞も言うよね。(笑)
その後STさんが
「初日にこんなに上手に出来る人はなかなかいませんよ」
と更にほめ殺しに来ました。(爆)
ただ、聞こえた音をトントンするだけで
そんな上手いも下手もあるんかなーと。(疑り深いの)
その後
「一度 (音声文字変換)アプリを見ないで私の話を聞いてみて下さい」
とSTさんに言われ
STさんの話を聞くと5割くらい話が分かりました。
そして、もう一度聞くと今度は7割くらい理解でき
その時、STさんが本当に驚いた顔で
「信じられない。すこい」を連発。
うわー、私って優等生なんだ。
ちょっと嬉しい。
でも、マスクをしたSTさんの話は2割くらいしか
理解できず、マスクは唇も読めないし
やっぱ難しいなぁと実感しました。
その後、帰り際に
「arelさんは見てるとアプリの誤変換もすぐ理解して話が通じる。
これは感が良いし、頭も良い証拠です。これからがすごく楽しみです」
と、最後の最後まで褒め倒すSTさん。
何か裏があんじゃね?と疑う私。
人間関係が色々有り過ぎて、
なかなか素直に人の言葉を受け取れないのよね~。(爆)
損な性格とは思うけど。。。
帰りの車の中でもウィンカーの音が聞こえたり
(補聴器では拾うのが難しかった)
ドアがバタンと締まる音が聞こえたりするたびに感動してました。
私は、骨伝導もダメになって自分の声も聞こえなくなったし
電動歯ブラシで歯磨きしても、歯医者さんで歯を削られても
な~んにも聞こえなかったので、
「音入れ」しても音が聞こえないのでは・・・とか、
聞こえたとしても人語を理解するのは随分先だろうなとか
ネガティブ満載でこの日を迎えたので、
上手く行って本当に嬉しい。
ただ、最初は人の声がロボットの様な声で
抑揚無く一本調子で聞こえると言うのは聞いてたけど
その声が「紙兎ロペ」のアキラ先輩の声とは
思いもよりませんでした。
私がしゃべっても、夫がしゃべっても
アキラ先輩がロボットの様にしゃべるので
せめてどっちかロペになったらいいのになぁとか。(笑)
とりあえず初日はこんな感じでした。
先輩方、説明に何か間違いがあったら教えて下さい。m( _ _ )m