2014衆院選・ウソの味をしめた瞬間 | papirow(ぱぴろう)のブログ

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Something to remember today. 今日の日が流れて消え去ってしまう前に。

明日12月14日が投票日の衆院選について書きます。

生活保護の不正受給の金額が年間191億円にのぼるそうです。ほうっておけばいいと思います。不正受給を追及する経費のほうが高くつくかもしれないからです。それより、不要な特殊法人や独立行政団体を整理したほうが早い。ムダな政府の外郭団体をつぶせば、その百倍の20兆円くらい、すぐに浮くと思います。

現在、日本では、自分を含む貧困層が急増し、生活保護受給者が増え、正社員が減っています。でも、かつて戦前のドイツでヒトラーのナチス政権が勤労奉仕まで就業人口に入れたのに似て、安倍晋三政権は、いつクビを切られるかわからず不安でいるアルバイトやパートタイマーの人たちの数も勘定に入れて、
「ほら、雇用が増えた。景気はよくなったでしょう」
と主張しているようです。かつて、北朝鮮の平壌で、
「椅子を蹴って帰ろう」
と言ったまっすぐな人物がどうして、こういう黒を白と言いくるめるような人になってしまったかについて、自分はこんな風に考えています。

昨年2013年9月に、安倍首相はアルゼンチンのブエノスアイレスへで出向き、オリンピックを東京へ招致するためのスピーチをおこない、そのなかでこう言ってのけました。
「Fukushima is under control.(福島はコントロール下にあります)」
あのとき日本人みんなが「首相はウソを言っている」と思ったはずです。世界の人々もわかっていたと思います。福島の原発跡地で放射能汚染水が漏れ、手がつけられない状態であると連日報道されている、ちょうどそのときでした。でも、2020年の東京五輪は決まり、首相はウソを批判されませんでした。もしも明治期の日本だったら、
「ウソをついてもってきたオリンピックなど開くべきでない。返上すべきだ」
という議論が起きたかもしれません。現代日本人たちにとって真実とはなんでしょうか?おそらくあの瞬間、アルゼンチンで安倍首相は「世の中、どんなウソをついてもいいんだ」と味をしめたのではないでしょうか。

「雇用・景気は改善している」「争点は経済」と、今回の選挙のウソは用意周到で二段構えです。自分は今回の選挙のほんとうのテーマは「自由と平和」だと考えます。つまり、
・自由な言論活動を圧殺する秘密保護法の廃案
・海外派兵を許す無茶苦茶な憲法解釈の拒否
この2点です。
自民党に投票するならば、安倍政権がこの2年間におこなった秘密保護法の公布・施行と、集団的自衛権という名目の海外派兵推進を、承認・支持したことになります。

選挙権のある方はぜひ投票所へ。選挙権は天与の権利でなく、長く支配されてきた一般庶民が、歴史のなかで多くの血を流した末にようやくつかんだ権利なのですから。
(2014年12月13日)



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