ソフィー・マルソーは、1966年、フランスのパリで生まれた。本名は、ソフィー・ダニエル・シルヴィ・モプュ。父親はトラックの運転手で、母親はデパート勤務だった。ソフィーは2人きょうだいの下で、上に兄がいる。
ソフィーが9歳のとき、両親は離婚した。
13歳のころ、10代のモデルをさがしているエージェントを、母親といっしょだったソフィーはたまたま見つけ、そこで写真を撮り、登録した。
それが縁で、映画「ラ・ブーム」のオーデションに出たソフィーは、数百人の応募者のなかからヒロイン役に選ばれた。
芸名を、パントマイムのマルセル・マルソーからもらって、ソフィー・マルソーとなった彼女は14歳の年に公開された「ラ・ブーム」の大ヒットにより、彼女は一躍、フランス国内はもとより、世界中に名の知られたアイドル女優となった。
その後、「ラ・ブーム2」「フォート・サガン」「デサント・オ・ザンファー 地獄に堕ちて」「私の夜はあなたの昼より美しい」「熱砂に抱かれて」「ソフィーマルソーの愛人日記」「恋人たちのアパルトマン」「ソフィー・マルソーの三銃士」「ブレイブハート」「愛のめぐりあい」「女優マルキーズ」「アンナ・カレーニナ」「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」「女写真家ソフィー」などに主演。世界的女優として活躍している。
女優業のほか、30歳のとき自伝的小説と銘打った『うそをつく女』を発表。
また、36歳のときに、長編映画「聞かせてよ、愛の言葉を」で監督デビュー。モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞した。40歳の年には監督・曲本・主演の3役をひとりでこなした「過去から来た女」を発表して活躍の領域を広げるかたわら、病気の子どもを支援する社会活動もおこなっている。
ソフィー・マルソーが以前、テレビ番組のインタビューで、日本のコマーシャルによく出演することについて聞かれて、こんな風に答えていた。
「わたしは見た目がアジア系に近いので、日本や韓国の人に好かれるのでしょう」
自分は「ラ・ブーム」以来のソフィー・ファンで、彼女の出演作は半分以上観ていると思う。『うそをつく女』も読んだし、DVDもたくさん持っている。
彼女はデビューしてすぐに、はげしい役、エキセントリックな役、それに多くのベッドシーンをこなし、とても意欲的にいろいろなことにチャレンジしてきた女優で、自分が観たなかでは「ラ・ブーム」「私の夜はあなたの昼より美しい」「恋人たちのアパルトマン」「女優マルキーズ」「女写真家ソフィー」などが印象深かった。
彼女がスクリーンに映っていさえすれば、それだけで映画として恰好がついてしまう、そういう華のある女優、圧倒的な存在感のある女優だと思う。
ハリウッド女優など、40歳を過ぎると急に出演のオファーが減るそうで、その年齢以降の身の振り方を女優は迫られることになるけれど、ソフィー・マルソーは40歳前から、なんと監督業に乗りだした。アイドル女優として選ばれた14歳の娘は、じつはどこまで大物になっていくかわからない大器だった。彼女は監督、プロデューサーなど映画関係者と恋をし子をもうけては別れ、つぎの恋愛へとつき進む。彼女の人生には、つねに彼女自身の力でぐいぐいと邁進していくたくましさがあると思う。
(2014年11月17日)
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