女子フィギュアの問題点 | papirow(ぱぴろう)のブログ

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Something to remember today. 今日の日が流れて消え去ってしまう前に。

ロシア・ソチ五輪の女子フィギュア・スケートを見ていて、思ったことを書きます。
最初に言っておくと、自分は、出場したほとんどすべての選手を応援していました。日本の浅田真央、村上佳菜子、鈴木明子の各選手はもちろん、韓国のキムヨナや、イタリアのカロリナ・ コストナー、ロシアのアデリナ・ソトニコワ、ユリア・リプニツカヤ、中国の李子君といった各選手も、みんな応援していました。みんな、ベストのすべりを見せてもらいたい、と。
ただ強いて言えば、チェコの15歳、エリザベータ・ウコロワ選手と、米国のグレーシー ゴールド選手をいちばん応援していたかもしれません。ウコロワ選手がフリーの演技ではすこし元気がなかったのと、ゴールド選手の化粧がケバすぎて、ちょっと「バットマン」に出てくるジョーカーみたいで、せっかくの大会屈指の美人がかえって悪くなり、あれならすっぴんで出たほうが彼女の場合きれいだったのではと思われたのが気になったといえばなりました。

優勝したソトニコワ、2位のキムヨナ、3位のコストナーの各選手は、どの選手が1位になってもおかしくないと自分には思われました。
ソトニコワ選手の演技は躍動感があったし、キムヨナ選手は相変わらずしなやかで完璧だったし、コストナー選手はさすが世界ランキング1位のすばらしい貫祿の演技だったと思います。彼女が使ったラヴェルの「ボレロ」もよかったです。
これだと、2位韓国のファンや、3位イタリアのファンのあいだでは、順位に不満が出るのはとうぜんかもしれない、と思いました。判定についてはいろいろなところでいろいろな批判が出ていて、それに対し、五輪委員会の側でもあらためて判定は正確だったとコメントを出したようです。

自分には、フィギュア・スケートの審査基準については、細かなことはよくわからないのですが、ひとつだけ言えると思うのは、浅田選手の技術点より、ソトニコワ選手の技術点が上だったのは、おかしいのではいなか、ということです。
フリーの得点全体でなく、演技構成点でもなく、技術点だけについてです。
浅田選手は、3回転半のトリプルアクセルを決め、そのほか、2連続の3回転ジャンプを含むすべての3回転ジャンプをノーミスで決めています。あきらかに、ソトニコワ選手より内容、質ともに上回っているにもかかわらず。
でも、これは、ソトニコワ選手や審判が悪いのではなく、いまのルール、審査基準が悪いのだと思います。
これは4年前のバンクーバー大会のときから言われていたことですが、浅田選手の3回転半のトリプルアクセルと、キムヨナ選手の2連続3回転が同じような点数というのは、どうかという問題です。今回のソチ大会では、上位選手は(浅田選手を含めて)みんな2連続の3回転ジャンプを跳んできました。しかし、トリプルアクセルに挑んだのは浅田選手だけです。ということは、どの選手も、トリプルアクセルは難度が高いわりに点数が低く、わりに合わないジャンプだと考えているということで、ということは、トリプルアクセルの基礎点はもっと高くしないと適性でない、ということだと思います。

フィギュア・スケートの多回転ジャンプは、柔道の一本勝ちのようなもので、フィギュアのひとつの夢だと思います。みんなが効果だとか警告だとかのポイントだけをねらって勝ちにいくようなら柔道に柔道の魅力はなくなるのと同様、よりたくさん回ろうとするジャンプがフィギュアの魅力を支えているのだと思います。

今回の浅田真央選手のフリーの演技には「感動」のひと言以外、ことばありません。ショート・プログラムが終わった後は、
「もう、彼女には、無事に日本へ帰ってきてくれれば、それでいい」
とさえ思っていましたが、さすが浅田選手で、それでは終わらず、世界のトップ・スケーターの意地を見せてくれました。メダルをとる以外の部分で、こんなに感動したのは、1988年カルガリー五輪で「フライング・フィッシュ」と呼ばれた伊藤みどり選手のフリー演技以来でした。感動をありがとう、です。
(2014年2月22日)



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