遅くなりましたが…明けましておめでとうございます







今年もよろしくお願いいたします



(以下メッチャ長いです…
)


昨年末、「情熱大陸」で大好きなイチローさんがやってました。
面白かったです

イチローも、もうついに背番号と同じ51才…

そんなイチローが引退後どんな生活を送っているのか…メッチャ気になるところです…
半年間密着したドキュメンタリーでしたが…
イチロー、語る語る…
「僕は…」
「僕が…」
「僕はね…」
「僕としては…」
「僕だけじゃないかもしれない…」
語りだしたら止まらない~



「僕」を何回言えばいいんだこの人…



いちいち「イチロー」なんだよね~(^o^;)タマラナイ
そして、番組では、「イチロー」の「今」が余すところなく紹介されていました。
毎日、現役の時よりも激しいメニューのトレーニングをこなし、今メジャーからオファーが来ても断らないという(冗談ではなく)…
エーッ!


イチローは、マリナーズの球場では球拾いでも、ブルペンキャッチャーでも頼まれれば何でもやるといいます。
道具の手入れも大好きだそうで…そのうち用具係もやると言い出しかねない雰囲気



そして、イチローの今一番の楽しみは「高校野球」。
シアトルから甲子園の試合中継を見て、お気に入りの「智辯和歌山」の応援に熱が入る…
大声を上げて、笑ったり、ガッカリしたり…大忙し。
ワンチャンのお世話も楽しんでる。
愛犬姫弓ちゃん、天朗くんを抱き抱えて親バカぶりを発揮する。
↓マリナーズ殿堂入りの式典に動画出演する2匹
…というイチローさんの笑顔いっぱいの充実した楽しい毎日が紹介されていましたが…
イチローが、笑えば笑うほど…
楽しい!と言えば言うほど…
悲しくなる

痛々しい…
イチローにとって「楽しさ」とはこんなことではないはず…



高校球児の指導やワンチャンのお世話もいいけど…
やっぱり、イチローはメジャーにいてこそ輝く!





メジャーでヒットを打ちまくり、レーザービームの豪速球で走者を仕留め、スタンドからどよめくような大喝采を浴びる…
イチローにとってこれ以上の「楽しさ」はこの世にはない…

それがなくなった今、心の空洞を何とか埋めようと、必死に頑張って楽しくしている姿を見ると何だか悲しくなってしまうのです

もう一度メジャーの試合に出させてあげたいっ!
野球に対する気力も経験値も技術力も最高潮の今…イチローにないものは、あと「若さ」だけなのです。
もどかしいっ!
「仙豆(せんず)が欲しいっ!」
と、番組内でイチローは叫んでいましたが、おそらくそれが本音。
私も仙豆(漫画ドラコンボールに出てくるものすごい回復力のある豆)が手に入ったら真っ先にイチローの所へ持って行きたい気持ちです。
神様!どうかイチローに仙豆を分けてあげて下さい



そして、メジャーの舞台に戻って来て、今のつまらない米野球を面白くかき回して欲しい…
番組内でイチローも言っていましたが、本当に今年のメジャーはつまらなかった💦
ワクワクドキドキがほとんどない(~_~;)
大谷選手もただただ数を量産しただけ…
たとえホームラン1000本打ったとしても「えーすごーい」で終わり…

意外性もドラマ性も何もない…
50-50取った時も「でしょーね」という感じ。
ただただ目標達成マニアの大谷が、見事目標を達成しました…というだけ。
大谷には、イチロー流に言えばこんな風に言って欲しかった…
「ドジャース、ヤンキースなんて全くエンジェルスのことは眼中にない。
相手とも思っていない。
そこに挑むんだよ。
強いところに挑んで勝ってこそが野球。」
たとえ優勝は出来なくても…
個人記録を伸ばすことが出来なくても…
人々に称賛されることがなかったとしても…
不可能に挑んでこそ、そこにドラマが生まれるし、神様の介入が始まる…そして、それが野球の醍醐味じゃないかなと思うのです。
それが、大谷だったら出来ると思っていました。
それなのに…
優勝したいからと優勝出来なさそうなチームを見捨て…
そして、優勝出来そうなチームに入り…
優勝出来そうな選手を集めて…
ハイ!優勝出来ました!
…って、それのいったい何が面白いの?🤔💦
今の大谷物語は本当につまらない。(一平物語の方が見たい)
映画や漫画だったらつまらなすぎて企画却下になる話。
それに比べて、今年の日本プロ野球はメチャクチャ面白かった~っ!









予測不可能なジェットコースターに乗っているような感覚



何が起こるか分からないし、こんなことって神様の介入がなければ起こり得ないよね…ということの連続でワクワクドキドキがいっぱいでした!



今までは、金に飽かせて強い選手を取りまくった球団が試合に勝ちまくる…という面白くも何ともない一強の時代でした…
「どうせ勝てっこないよね」…という空気が日本野球界にまん延していた…

それが、今回は覆されたのです







野球の神様が「それではいけない
」と、奮起して一強野球に待ったをかけた…というようなシーズンでした。


そもそも、私のセ・リーグペナントレースの予想順位は、こんな感じだったのですが…
①阪神タイガース
②広島カープ
③読売巨人
④DeNA横浜ベイスターズ
⑤ヤクルトスワローズ
⑥中日ドラゴンズ
これが、大きく予想がハズレて以下のような結果に…
①読売巨人
②阪神タイガース
③DeNA横浜ベイスターズ
④広島カープ
⑤ヤクルトスワローズ
⑥中日ドラゴンズ
これは、巨人やベイスターズが強かった…というよりは、阪神と広島が「番狂わせ」に勝てなかった…という感じの結果でした。
特に巨人は、感触としてとても1位の座に君臨するような強さではなかったような🤔💦
特にこれと言ったすごい選手がいるわけでもなく…
坂本選手も不調だったし…
菅野投手が予想外に!?15勝もしたので1位にかろうじてなれた?ような🤔💦(もし、2,3勝だったら4位か5位だった…)
そして、注目したいのが何と言っても阪神と広島の予想外の失速
(でも、阪神はそうは言っても2位ですが…本来なら余裕の1位だったはず…!?)

これが、超大きい。
阪神は、出塁率こそ高かったのですが、盗塁数が伸び悩み(近本選手がタイトルを取ってますが)得意の「コツコツ繋ぐ野球」が機能せず、中々得点に繋がらなかった…(チームスローガンを"アレンパ"にすれば1位になったかも!?)
でも、後半はさすがに追い上げましたが、1位になることは出来なかった

そして、なんと言っても広島です。
どうした広島!?



…という位、謎の連敗が続き…
一番の衝撃はなんと言っても松田スタジアムが悪夢に包まれたあの栗林選手のまさかの大乱調…
防御率0.88(1点も取られない)という驚異の数字を持つ広島の絶対的守護神(文字通り"神")がストレートのファーボール!ストライクが一個も入らない

そして、まさかのデッドボールで押し出し…
結果、広島は大切な首位攻防戦を落としてなんと逆転負けしてしまいました…
絶対に勝てたはずの試合で勝てなかった…というこの「栗林ショック」は広島チームにとってかなりの打撃だったようで…
以降の広島は、まるで覇気のない沈んだチームになり、どんよりとした諦めムードがまん延している感じでした…
本来なら3位だったはずの広島が、勝手になぜか自滅してくれたおかげで、DeNAベイスターズが3位に押し上げられ…
なんと、Aクラスのままシーズンを終えることに



謎の不調の広島のおかげでベイスターズは3位になれて…
同じく謎の不調の阪神のおかげで巨人は1位になれた…
そんな印象のペナントレースでした。
巨人も横浜も自力でもぎ取った感が薄い…!?
そして、いよいよクライマックスシリーズです







…と、その前に、我が家で家族会議が持たれました。
話し合いの焦点は、
「どの球団が行けば、何とか恥ずかしくなくソフトバンクと試合をすることが出来るのか」…ということ。
もう、負けは決まっているので、あとは少しでもセ・リーグのプライドを保ち、対等にやり合う事が出来る球団に行って頂きたい…という切なる願い

「やっぱりセ・リーグ優勝の巨人が行くべきだよ」と、家族全員の意見。
でも、巨人ファンのスパンクは「それだけは勘弁してほしい
」と必死に抵抗。

スパンクは、2020年の日本シリーズでソフトバンクに対して一勝も出来なかったというトラウマを未だに引きずっていて、またあんなことになったらもう二度と立ち直れないと言うのです。
「やっぱりここは、ベイスターズなんじゃないの?」とスパンクが切り返したので、ベイスターズファンの次男が「無理無理無理」と慌てて拒否。
「だって、たまたま3位になったような球団だよ」
「広島がいたらね~」
「広島に行ってもらうんだけどね~」
「なんで負けたんだろうね…
」

「じゃ、やっぱりここは一つ阪神さんに行って頂くということで…」と無事意見がまとまりました。
「阪神ならそこそこ一番やってくれるはず」と、期待を込めて。
しかし!( ; ゚Д゚)
蓋を開けてみたら、
なんと阪神はベイスターズに一勝も出来ず…



まさかの2連敗…

エー!



どうしたっ!阪神!





本当に信じられない事が起こりました。
そして、ついに3位のベイスターズが、1位の巨人と戦うことに…。
まさかまさかの大展開に驚き戸惑うベイスターズファン!





でも何かの間違いだったとしても…ここまで来れただけで大健闘だよ!
よくやった!ベイスターズ





…という暖かい目でクライマックスファイナルステージを見守りました

しかし!巨人がまさかの3連敗

ゲゲゲッ!



ファイナルステージは、4戦先勝なので巨人は背水の陣…
でも、巨人も何とか踏ん張り意地の2連勝となり、「ほら、やっぱり日本シリーズに行くのは巨人だよね」という"流れ"に…
そして迎えた運命の第6戦…
私はベイスターズファンですが、完全に巨人の勝利を確信していました。
巨人には、さすがセ・リーグの覇者としての貫禄とオーラがみなぎっていた…
特に2-2の同点で迎えた8回に登板した菅野投手が圧巻でした!
これぞエースという完ぺきなピッチングを見せつける!
宮崎、戸柱、梶原の三者を見事にうち取り3アウトに!
まさに、菅野投手の野球人生を全て注ぎ込んだような魂の投球で本当に感動しました。
さすがっ!菅野っ!





最後にこんな素晴らしいものを見せてくれてありがとう





もうこれで心置きなくアメリカに行ってくれ!

…と、思っていたら



あらら



菅野投手は、なんと回またぎで9回にも登板





そりゃないよ!阿部さん!( ; ゚Д゚)
菅野は、今の8回に全てを注ぎ込んだんだよ!見ればわかるじゃん!(>_<")
さっきの、も一回やれなんて…無理無理無理

案の定抑えきれず、牧に勝ち越しのタイムリーを打たれ逆転…
そのままベイスターズがクライマックス優勝となりました

8回まで完全に流れは「巨人」だったのに…(-_-;)
多分、野球の神様も「やっぱ巨人だよね~」と進めていたけど、最後の最後になって何を思ったのか「あー!やっぱベイスターズ!」と突然心変わりをしてしまった…そんなような試合のでした。
なので、ベイスターズがクライマックス優勝をして嬉しいというよりは…
何だか場違いなすごい所に押し出されて、大変な役目を仰せつかってしまった…という責任の重さにうち震えてしまうという感じでした



常に予測不可能なチーム…
勝てそうな試合で負けて、負けそうな試合で勝つ!
それがDeNAベイスターズ







そんな訳のわからないチームが果たして最強ソフトバンクと対等な試合が出来るのか?🤔💦
そして、ついに迎えた日本シリーズ!
相手はラスボスのソフトバンク!
巨大な壁が立ちはだかる!
貯金2が貯金42に挑むなんて~



円海山とエベレスト位違う!
無理無理無理!絶対に無理!





どーすんの~?ベイスターズ!











こんなところに来てしまって…!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!オロオロ



今永昇太がWBC最終戦で先発を任された時位ドキドキしました





そして、始まると案の定、全く歯が立たない…(-_-;)
想定内の2連敗…

有原、モイネロに打線は沈黙…
やっぱりソフトバンクは強いっ!





「もう少しやってくれないと恥ずかしいよ~
だから巨人に行って欲しかったんだよ~
」

と、嘆く私を尻目にスパンクは涼しい顔。
「あ~行かなくて良かったわ
ホッ」

しかし…
第3戦からものすごい奇跡が待っていた!





この時、野球の神様が桑原選手に降臨していました。
桑原選手がチームミーティングで檄を飛ばす!
あの一言で完全にチーム内の空気が変わったと言います。
そして、そこからはなんと3戦目の東投手の勝利を皮切りに怒涛の3連勝!
4戦5戦に至ってはなんと完封勝利!







そして、運命の第6戦!
「仕方ないな~やっぱ俺が決めるしかないのか?
」

とばかりにヌルっと現れた1戦目勝利で自信たっぷりの有原投手。
ソフトバンクは、第6戦を有原投手で勝ち、3-3に持ち込んだあと第7戦をモイネロで勝って優勝…という道筋を考えていたに違いない。
だから、あまりというか全然焦ってはいなかったでしょう。
ところが!これがなんということでしょう!
有原投手がDeNA打線を全く抑えられない!





1戦目とはまるで別チームかのような変貌ぶりに唖然とする有原投手。
筒香選手のセンターバックスクリーン横に突き刺さる先制ソロホームランを皮切りに怒涛のような連打を浴びせるベイスターズ!
そうそう!これがベイスターズの怖さなんですよ!

何が起こるかわからない…予測不可能で、ノリ出したらもう手に負えない







データなんて屁でもない!
動揺する有原は、コントロールを乱し、まさかのファーボール押し出しで追加点を許し…
そしてついにベイスターズはわずか3回で有原をマウンドから引きずり下ろしたのです





DeNA濱口投手も気迫のピッチングでソフトバンクを三者凡退で仕留め、ソフトバン打線を黙らせる!
ノリのいいベイスターズは、一度勢いに乗ればもう誰にも止めることは出来ないのです



(鎌倉武士位止まらない

)








全員が野球の神様の用意した波
に乗り、やんややんやのお祭り騒ぎ…という普通ではないゾーンに入ったのがよく分かりました。


「これが、セ・リーグ3位なのか…

」



唖然呆然のソフトバンク。
見たか!ソフバン!



セ・リーグを見くびってもらっちゃ困りますよ!
あなたたちなんかを倒すのにセ・リーグ3位で十分なのさっ!


キャハハハハ




気持ちイー!!!





最後に柳田の豪快な三振でゲームセット!
終わって見れば、11対2という大差でベイスターズが見事日本シリーズ優勝を果たしました!







…この日本シリーズを振り返ってみて
どこが運命の分かれ道だったのかな~
と考えたのですが…

おそらく…この場面↓
それに対して小久保監督が、
「よく分からないですね。口笛って何。指笛?笑ってしまいましたね。みんなで大爆笑していました」と東をバカにしたコメントをしていました。
村上コーチも「オリックスの宮城の方が断然いいので」とDeNAの左腕エースを見下した侮辱発言。
…思えばここから、目に見えない何かが大きく動いたように感じました

野球の神様の介入が始まった…
今回の日本シリーズは思いもよらないことの連続で、「野球の神様っているな~」と強く実感したシリーズでした。
まさにイチローさんの言うところの「強いところに挑んで勝つ。それが野球」という言葉にピッタリでした!
あ~!面白かった






