2006年のロシア、サンクトペテルブルクで開催されたG8サミットで初の議長を務めるプーチン大統領…
本当に心から楽しそうに、はしゃいでいます





こんな大統領見たことない…





ホストとして、各国首脳を出迎える時も含羞の表情を浮かべ、ニヤニヤソワソワ…
ハニカミ俯くその姿は、まるで…まるで…ただの恋人を待つロシア青年のように、いじらしい…
この表情にみんなヤラれちゃうんですよね~





参考記事↓
そして、全身で好意を表し、愛情たっぷりに恋人たち?を出迎える大統領…
まあ、色々あったけど(なんて一言では括れないくらい色々あったけど…
)…裏切られても騙されても忍耐強く!

これからも西側諸国とはパートナーとして仲良くやっていきたいし、やっていけるはず…!
希望に胸を膨らませる大統領…
しかし…
プーチン大統領のこの思いが報われることはありませんでした。
冷戦終結を信じて、西側諸国に歩みより…
モスクワのアメリカ大使館にある盗聴システムをそっくりアメリカ側に引き渡したり…
2001年の同時多発テロ後のアメリカによるアフガニスタン侵攻を支援したり…
プーチン大統領は、世界の平和を目指して、アメリカを信頼し、真のパートナーとなるべく努力を重ねていたというのに…

見事にアメリカに騙され裏切られました。(コソボ問題、NATOの東方拡大、ABM脱退、NPOによる内政干渉…etc)
幸せいっぱいのこの笑顔も…
2007年のミュンヘン安全保障会議では一転、険しく厳しい表情に激変…

そして、ロシアは遂にクリミア編入を機にG8のメンバーから外され、サンクトペテルブルクでのG8が最初で最後?のホスト役となってしまいました。
ロシアはG8を除名され、西側メディアによって、すっかり悪者に…

そんな濡れ衣を着せられたプーチン大統領の苦しい胸の内を余すところなく聞けるのが…
『オリバー・ストーン オン プーチン』
プーチン大統領のやり場のない怒りとやりきれない思いが痛いほど伝わってきます。
真実は一体何なのか…
「単純に事件の推移を辿って行けばいい。」
と、仰るプーチン先生が、ウクライナ問題のそもそもから現在に至るまでを分かりやすく時系列で追いながら説明してくださっています。
素晴らしい教師



それにしても…
こんなにも酷い目に遭わされているのに、まだアメリカとの平和への対話を諦めずに、忍耐を持ってアメリカを「パートナー」と呼び続けるプーチン大統領…

オリバー・ストーンは、「皮肉か?」と、言っていましたが、私はそうは思いませんでした。
その言葉には、嘘がなく…
プーチン大統領の平和への希望が込められているように思いました。
いつか真の「パートナー」としてアメリカと手を取り合って平和を語れる日が訪れるように…
プーチンさんの努力が報われる日は来るのでしょうか…

↓『オリバー・ストーン オン プーチン』アリコンさんによる解説動画