私は昔、公立の小学校で図書指導員というものをしていた事がありました。
図書指導員の主な仕事は、図書館の管理と貸し出し業務なのですが、もうひとつ大切な仕事として「読み聞かせ」や「お話し会」というものがあります。
図書の時間の授業中に、子どもたちに絵本を選んで読んだり、楽しいお話を聞かせるのですが…
これが、超楽しい仕事で
私の楽しみの1つとなっていました。
子どもたちは、図書の時間の時、この「読み聞かせ」&「お話し会」をとても楽しみにしていてくれて、図書館に入ってくるなり「ねえ!今日はどんな話?」と、ワクワクしながらみんな聞いてきます。
子どもだけではなく、A先生というちょっと変わった方がいて…
A先生は、「先生! 今日はどんな話なんですか?」と、子どものように目を輝かせて聞いてくる方で、いつもとても戸惑っていました。
私は、変わった事ばかりしていて、言われた通りのことをしないので、かなり異質な存在で、職員室の先生方にとても煙たがられていました
ある先生などは、私のことを
「みんな、この先生は普通じゃないんだからね!
これが当たり前だと思ったらダメだよ。」
と、子どもたちにわざわざ説明する先生までいました
なので、A先生のように、私の変わった?話を温かく見守って、楽しみにしていて下さるという方は、本当に珍しく貴重な存在でした。
そう言えば…
この先生は、30代位の女性の方でしたが、先生、先生していなくて、職員室の集合意識にも飲み込まれず、本当に「普通」の人の感覚で話ができる珍しい先生でした。
私のお話なんかを楽しみにしてくださってたし…
私が図書でお話をする時、心掛けていたことは…
・必ず自分が感動して面白いと思った本(話)を選ぶ
・ただ、読むだけではなく、何かちょっとした工夫(モノマネをしたり、黒板に絵を描きながら話をしたり、パペットと一緒に読んだり、クイズを交えたり…etc)を加える
などありましたが…
あと、1つ重要なことは…
「本当にあった話をする」
ということでした。
子どもたちは、「不思議な話」、「怖い話」が大好きなので、よく話をしたのですが、その際、必ず「本当にあった話をする」と、いうのが私の中での約束事でした。(正確には私は本当だと思っている、ということですが…)
子どもにウソは言わないようにと思っていたので、奇妙キテレツな話でも、お化けの話でも必ず実際にあった話をしようと決めていたのです。
でも、時々子どもの中には、
「そんなのウソだ!そんなことあるわけないじゃん!」
という子どももいました。
(先生方の中にも、「子どもにウソの話をしないで下さい。」と注意してくる先生もいました。まあ、相当ヘンな話をするので無理もないですが…)
私が、ちょっと困っていると、例のA先生が、
「○○君は、そう思うんだ。
でもさー、ウソだ!と思うよりホントだと思った方が良くない?
その方が楽しいと先生は思うんだよね。」
その言葉を聞いて、私はハッとさせられ、とても感動しました。
よく、サンタクロースの話も「そんなの作り話だ!」という子どもがいますが、「サンタクロースはいない」、と思うよりも「サンタクロースはいる」と思った方が遥かに豊かでワクワク楽しい気持ちになれると思うのです
前回、ブログに書いた宇宙人(だと思い込んでいる)の夢の話も…
↓宇宙人の夢の話
「そんなバカなことあるかよ。ただの夢だよ」とスパンク(ダンナ)のように考えるよりも、「宇宙人の夢かも~
」と、思ってた方が遥かに波動が高くワクワク楽しいと思うんですよね…
色々な目の前に起こる日々の不思議な現象について、ついつい
「科学的根拠は?」
「そんなこと現実に、あり得ない」
「エビデンスは?」
などと、自分の中の自分が否定していきますが…
この時のA先生の
「だって、ホントだと思った方が楽しいじゃん!」
という言葉を思い出すと、
(そーだよな~)と、納得して、ワクワクの波動の方へ流れていくのです
今でも、とても心に残るA先生の言葉です。
↓別ブログで書いていた「お話し会」の記録です。良かったらお読みください