この前、川崎大師に行ってきました
母に生前、「私が死んだら川崎大師のお焚き上げの火のところへ連れてって欲しい」と、言われていたので長男と2人で連れて行ってあげたのです
誰かから「死んだあと、川崎大師の火柱に飛び込めば、簡単に成仏できるらしい。」という話を聞いて、死んだらそこへ行こうと決めていたようでした。
バカバカしいとは思いつつ、最後の親孝行と思い、「お母さん川崎大師に行くから車乗ってよ。」と、母に声を掛けました。
護摩木に「大願成就 ◯◯◯子」と、母の名前を書いて火にくべて頂きました。
母は、大変な性格の人でしたから私も辛い思いをいっぱいしましたが、護摩木を燃やすことによって、私の心のわだかまりも全て消えたような気がしてスッキリしました
「あー、やれやれ。これで無事に逝ったかな~!」
と、安心した帰り道、お大師さまの近くのそば屋でお昼を食べることにしました。
私は、「なすの素揚げの野菜蕎麦」を頼みました。
しかし、長男は、このクソ暑い日になぜか「ニシン蕎麦がたべたい」と言い出しました。
「この暑いのに?
しかもあんたニシン蕎麦なんて生臭くて嫌いだって言ってたじゃない?」
「とにかく、食べたいんだ。」
と、言って聞きません。
「変な子ね~」と、思いながらも熱々のニシン蕎麦を注文しました。
目の前にニシン蕎麦が来ると本当に喜んで、「あー、旨え!」と美味しそうにガツガツ食べています。
私は、その時「ハッ」としました。
ニシン蕎麦は、母の大好物でした。
会津の名物で、会津出身の母はこのニシン蕎麦が何よりも大好きでした。
長男は、その事は知りません。
ひょっとしたら、長男に取り憑いて自分が食べたいものを食べさせてるとか !?
その事を長男に言うと、
「なんだよババア!
じゃ、まだ逝ってないのかよ!
せっかくこんなとこまで来てやったって言うのにさ~!」
と、プンプンしてました。
「でも、大好きなニシン蕎麦が食べられたから、もう心置きなく逝くんじゃないの?」
…と、言っては、みたものの…果たしてどうでしょうかね…
私が食べた『なすの素揚げの野菜そば』もとても美味しかったです。
真似して作ってみました
『なす素揚げの野菜蕎麦』
ぶっかけ蕎麦に、
・キュウリの千切り
・なすの素揚げ
・稲荷揚げのきざんだもの
・しそ、ミョウガの千切り
・おろししょうが
上の材料をトッピングしただけのものなのですが…めちゃくちゃ美味しいです
お店では、これに甘く煮た赤ピーマンが乗っていて、とても美味しかったです。
良かったら、ぜひお試しください~
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