以前、ブログにも書きましたが↓昔の日本人は「動物も人も同じ命で心を持っている」と、ごく当たり前に考えていて、むやみに殺生して食べるようなことはしなかったそうで…
その昔、生きたまま動物の皮を剥ぎ、血も滴る肉を手掴みで食べていた西欧ではそういう考え方はなかったので、西欧人は日本人の動物に対する愛情の深さに驚いたんだそうです。
先日NHKで放送された以下の番組で、その事をあらためて知らされて、なるほどな~と思いました。
大好きな柴犬!


『柴犬 深掘り!』
麻布大学菊水健史教授によると、「犬に対する接し方の違いが日本犬の特質を生んだのではないか」とのこと。
「ヨーロッパの人たちは犬は「自分たちが作ってきた動物」と考えていて、新しいものを作っていきましょうと、管理して手を入れていきます。
一方日本人というのは、動物と付き合う時に動物にもちゃんと命があって、その命を尊んで、動物には動物の生活の仕方、生き方があるんだというのを尊重するんですね。
そういう日本人が持ってる動物観、人と動物の本来の付き合い方というのがどうあるべきかという考え方が(西欧人とは)異なっていて、日本人というのはそのまま、あまり手を掛けずに(犬を)保存してきたのではないかなと思います。」
犬のルーツはオオカミと言われていますが…
西欧の犬たちはオオカミとは、かけ離れた姿形をしています。
西欧人は、自分たちの生活様式や好みに合わせて様々な犬を作り出していきました。
しかし、日本人は、「犬の生活の仕方、生き方」を尊重して、自分たちの生活に合わせて作り変えるなどということはせず、そのままの形で保存してきたのだそうです。
だから日本犬は耳がピンと立ったニホンオオカミに姿形がよく似ているのですね。




