4月30日(火)


前記事の続きです。

↓の動画。
扉の中の部屋に、
火葬炉があります。

点火したあとの音。

私、火葬の音をきちんと聞いたのは、
これが二回目かもしれない。

最初はまだ小学2年の頃。
父の母…
お祖母ちゃんの火葬でした。

子供だったこともあって、
恐くて恐くて仕方なかった。

それから何度か、
火葬場には行ってるんだけど、
点火後の音をハッキリ聞き取れる仕様では
どこもなくて、

こんなにしっかりと、
火葬の音を間近で聞いたのは、
本当に2回目。

でも、
今回は、全く恐くなかった。

クレが中で焼けていってるであろう
痛々しさは感じるんですが

クレの無事を祈るだけで。


『大体、1時間ぐらいです。
そのあと冷めるのに
30分ぐらい』

そう説明を受けました。


12時10分


外の空気を吸いたかったのもあり、
私と友人は、建物の外へ。


12時12分

窓から、炎🔥が見えます。

友人が、
「クレープの火」
と言ってました。

クレープの火🔥…

そう思って、動画を撮ってはみたものの、

クレープの身体が火を放つ…?

いや、火葬炉の中にいる
クレの身体から放たれる火が、
いくら何でも
窓から見える訳は…アセアセ


とは言え、
動画を回し続けるわたくしアセアセ

煙突から
煙が出るかな…と
思ってたのですが、

曇り空の為か、
煙らしきものは全く見えずタラー

においも全くしなくて、
熱も感じない火葬でした。

お祖母ちゃんの火葬のときは、
何とも言えないにおいが漂っていた記憶が
あるんですが…

あれは、
50年以上前のこと。

火葬場も進化してるんでしょうね…


私達が建物の外に出て数分が過ぎた頃、
ポツポツ
雨が降り始めました。

何というタイミングの
…涙雨タラー




12時26分



12時38分


このあと、
友人は建物の中へ入り、

私は、
YouTubeの
Love me tenderを
スマホで流しながら、
クレープの火と煙突の先を
見守り続けました。



そして、
13時になって、
音が変わりました。

多分、
冷却に入ったのだろうな…

そう感じる音でした。

クレープの火も
見えなくなりました。

次の動画では、
建物や敷地を
ぐるっと写しています。

13時02分

寂しいところですよねタラー


13時02分


13時03分


冷却が始まったということは、

もうお空に昇る気体は無くなった?

そう思って、私も建物の中へ。

建物の外で、
クレープの空気を
感じていたかったんですが、


結局は、
何も感じられずに
終わってしまった…もやもや

(私が鈍感なのか?)



13時37分

玄関のドアを開けると直ぐに
待合室。

結構狭くて
ソファーセットがあるだけ。

待合室の右側に事務室。
左側が、
火葬場所(火葬炉があるだけですが)

それでも、
18年前にここに来たときは
まだなかった
ワンちゃん達の写真、
御遺骨などが
少し飾ってありました。

18年経ってもこの少なさだから、
きっと皆さん、
御遺骨は
持ち帰られているのでしょう。

職員の方に聞いたところ、
大体、1ヶ月に30件ぐらいとかで、
予約の無い日も時々あるそう。

で、当日になって
キャンセルを考えてしまった私は、
キャンセルとかありますか?

と、聞いたら、

滅多にないですが、
自分が勤め始めてから、
一回だけありました。

時間になっても来られないので、
連絡を入れてみたら、
やっぱり止めます。
と、言っていて。

というお返事。

やっぱりあるんですね…
火葬のキャンセル。

気持ちが分かってしまう私でしたタラー


13時38分



ハイビスカス  ハイビスカス  ハイビスカス


そして、いよいよ、
クレープのお骨上げ。

以下の動画のように、
お盆に並べられた状態で、
クレープの愛しい骨との対面です。


13時45分

まさか、
こんなにしっかり
形が残るとは❕

ずっと何年も前から、
カルシウムが不足していて、
骨粗鬆症や骨折を
心配し続けていたクレープなので、
本当に、意外でした。

頭蓋骨の頭のてっぺんなんか、
そのまま 撫でてしまいたいぐらいラブラブ

私が思っていたより
クレープの骨が丈夫だったのか、

それとも
火葬の焼き加減が上手かったのか、
そのあたりは 分かりませんが、

職員の方は、
19歳で
これだけしっかりしていたら立派です。
と言ってくださいました。

もしかして、 お世辞かな。笑

以下、骨の部位の説明が、
動画に録音されてます。

足の一本に
金具が入っているのは、
まだ若い頃の、
パテラの手術の金具です。


13時46分


13時48分


13時50分


下は、膝とかの骨。

この頃になると
私も立っているのに疲れてしまって、
ソファーに座らせて頂きながら、
一つ一つの欠片まで
丁寧に
 骨箱に納めていきました。

友人は、
足の骨を納めて一休み。

細かい作業は苦手みたいでアセアセ


13時58分


骨盤。

私が クレープを踏んでしまって
 股関節をしっかり 断裂させてしまい、
緊急手術を受けた、
あの股関節が付いていた
骨盤アセアセ


14時06分


14時07分


背骨。

14時07分


そして、肩甲骨とあばら骨。
1~2本だけ、
斜めに折れていたあばら骨は、
もしかして、
心臓マッサージで
私が折ってしまった骨 かもしれない。

14時13分



14時14分



14時15分



14時16分


下顎。

歯がしっかりくっついていて、
なんだか 感激しました。

亡くなる少し前から、
真ん中の下の歯が
1本 グラグラと抜けそうになっていて
気になっていたのですが、

多分、
その歯だろうと思われるものも、
この時はくっついていました。

ただ、その歯は、
骨壺に詰めるときに取れてしまい、
今は、
骨壺の中ではなく、
持ち運び出来る、
小さな小瓶に入っています。


14時19分



14時20分



14時20分


喉仏と頭。


14時21分



14時23分


頭の骨。
お箸で持ったら、
そのまま落ちてしまいそうだったので
手で 骨壷の中に
入れています。

すごく軽くて、今にも割れそうアセアセ

でも 額の平らな部分が
いつも私と友人が 撫でていた
クレープの額 そのままの形で、

その愛おしさったらラブラブ



14時24分



14時25分


最後に、
お骨を拡げていた紙に残った
骨の粉を
きちんと入れてくれました。


14時35分


爪も小瓶に。


14時36分


取れた歯も、
小瓶に。


14時37分


これで終わりで、
ありがとうございました と言って
出ようと思ったのですが、

ふと、
火葬炉の部屋に、
クレープの匂いが残っているのではと思い、

お願いして、
中に入れてもらいました。

そしたら…

見つけてしまった骨の残骸アセアセ

正確には骨だけではなくて、
多分 色々と一緒に燃やしたものの残骸
も含まれてると思うのですが。

で、
見つけてしまった以上、
 どうしてもそれも欲しくて、
 小さな骨壷に、
それを全部詰めてもらいましたアセアセ

小さな骨壷代を払おうと思ったのですが、

小さな小瓶を結局3つ(1つは被毛用)
買ったこともあり、

3つも買ってくださったので
これはサービスします
と言われました…アセアセ





14時40分


↓の残骸の中に、
ひとつだけ
「水色の何か」
がついている骨があって、

腫瘍とかがあると
骨に色がつくことがある
という風に 
職員の方は仰ってましたが、

火葬場を出てから
ネットで色々調べたところによると、

骨に色がつくのは、
高熱による、
何かの成分の化学変化らしくて、
腫瘍とか薬とかは、
全く関係ないのだそうです。

クレープに何か腫瘍があった?
と思って気になりましたが、
そうではなくて安心しました。

一緒に入れてもらった花束のリボンが
水色だったので
その色かも?
(でも、さすがにそれは無いかも)


14時41分



帰りの車の中。

すでに外は土砂降り。


15時50分



16時38分




16時38分


骨壷を持って、
家の近くの海を回って家に帰りました。

16時48分





海に還る…という言葉がありますが、

クレープの骨、

出来れば、
自然の中に還してあげたいような
気がするんだけれど、

まだそれは、
先の話でいいよね…


それに クレープは
海じゃなくて、

青々とした草が
沢山生えている野原の方が
合っているような気がするんですよね。