最近、
クレープを見ていると、
「ご隠居さん」
という言葉がよく頭に浮かびます。

若い頃みたいに、
自分から率先して
何かを求める訳ではないけど、

日々の生活、
自分に与えられたものを
それなりに楽しんで、
のんびり暮らしてる…みたいな感じ。

暑ければ、
窓際に行って
外からの風にあたりながら
気持ち良さそうに寝ているとか、

お腹が空いた…
ごはんまだかな?とは思うようだけど、
ごはんが遅くなっても
催促するでもなく、
のんびり寝て待ってるとか、

友人が迎えに来て
遊びに行けるのを
楽しみにしているようだけど、

すっぽかされても
『今日はのんびりの日だね』
みたいな感じで、
『それならそれで』と、
さっさと寝てしまうし、

車に乗せて出かけるのも
楽しそうに外を眺めてることもあれば、

『せっかく気持ち良く寝てたのに!』
みたいなときは、
そのまま車でも『お休みなさい…』の
マイペースだし、

皮下点滴は嫌がるけど、
そんなに抵抗することもなく
仕方ない…みたいに、
諦めてるようだし、

意思や感情が無い訳じゃ無さそうけど、
主張もしない。

『○○だよ』と、
声をかけられれば、
それを受け入れ、

期待したものが得られなくても、
それを受け入れ、

嬉しいことや楽しいことがあれば、
それを楽しみ、

流れに身を任せて
のんびり生きている感じ。

認知症なのは確かなんだけど、
何ていうか…
『無理をしないで生きる』
『大抵のことは受け入れて生きる』
『嫌なことはやり過ごす』
みたいな生き方が、
段々、板についてきたな~と
私はよく感じます。

もしかしたら、これは、
今月で18歳5ヶ月、
来月で18歳半になる
『高齢犬ならではの生き方』
なのかもしれません。

小型犬の18歳は、人間だと88歳。
小型犬の19歳は、人間だと92歳。

18歳5ヶ月って、
もうすぐ90歳、という計算。

90歳…びっくり

自分で言ってみて、凄い❗と思った。

そりゃ、
高齢ならではの貫禄もつくわ‼️笑い泣き


ヒヨコヒヨコヒヨコ


8月16日



朝ごはんを食べてるときの

幸せそうな表情。


↓の動画より切り取りました。


10時29分




朝、

お薬の時間まで、

惰眠をむさぼってるクレープ。



9時04分




皮下点滴中のクレープ


12時06分




このあと、友人のお迎え。
友人宅に行って、お部屋の中を
割と活発に歩いていたらしいです。

今日は、風が強くて、
外のお散歩はしなかったそうで。
(友人のサボリかも💦)

20時00分過ぎ帰宅。

帰宅して、夜のお薬。

そのあと、
晩ごはんを待ちながら
のんびりと寝ているクレープ。



23時23分












晩ごはんを待ちながら

のんびり眠っているクレープ。


このあと、

美味しそうに晩ごはんを食べて、

満足そうな顔をして、

眠りにつきました。


で、夜中の3時。


私がそろそろ寝ようと思ってたとき、

寝室から出てきて、

居間で排便。


クレは、

私に片付けて欲しかったらしく、

排便に中々気付かなかった私の方へ。


私は、

珍しく私の方を何度も見てる?

…と思ってたら、

そうか!片付けて欲しかったのか!

と、それで排便に気付いた次第。


認知症のご隠居ワンちゃんで、

細かいことは

すっかり気にしなくなってますが、


排便は、

今いるところから離れてする、


排尿は、

その場でしたら、そこから離れて寝る、


排泄物は片付けてほしい、


そこはまだ、

しっかり保たれているようです。





ちょうちょちょうちょ



午前中、お隣の方の訃報を耳にしました。


一昨年、

足腰が弱ってきて…と

体調不良を口にされていた方で、

当時、16歳だったクレと、

『人間換算で、同じ年だ~』

と話していた方。


趣味で畑を作ったり、

私が苦手な高速道路の運転も平気で、

札幌まで車を飛ばして帰ってきた、

と笑いながら話されるような

お元気な方でしたが。


それから間もなく、

クレの腎機能が悪くなり、

去年は認知症発症。


同時期、その方も、

認知症を発症されていて、

進行が早かったそうですが、

間もなく、施設に入られ…


クレがてんかん発作を起こした話を

その方のご家族に話したときには、

その方もてんかん発作を

起こすようになっていたらしく、

一緒だぁ…と言われたことも。


その方が、

昨日、亡くなられたそうです。


クレは、

こんなに元気にしてるのに。


今日も、

朝のお薬飲んで、皮下点滴して、

友人のお迎えで

友人宅に遊びに行ってるのに。


ワンちゃんは、

人間よりずっと早く歳を重ねていく…


そう思っていた私には、

その方の訃報は、

結構、衝撃でした。


16歳のクレと、

大体同い年だったのに。


認知症発症も、

大体同じ時期だったのに。


足腰が弱り始めたのも、

同じ位の時期だったのに。


詳しい話をまだ聞いていないので、

何か他にあったのかもしれませんが、


わんこより早く、

認知症が進行して、

わんこより早く、

逝ってしまうなんて。


あんなにお元気な方だったのに。


命って

本当に授かり物なのかも。


平均的、一般的なことなんて、

その人(犬)に当てはまるとは限らない。


今、生きてる命の尊さ。


どうか、本当に大切に。