
そして、
思い出したのが、
クレが腎臓関連で服薬している
ラプロスという薬。
以下、
「はごろも動物病院」というところのHPの
ブログ内に書かれていた
ラプロスの説明です。
(2017年5月26日
ラプロス~慢性腎臓病の薬~)
※無断転載、大変申し訳ありません。
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2017年5月26日
こんにちは。院長の渡辺です。
今回は2017年に入って新しく発売された
『ラプロス』
という薬について書きます。
ネコちゃんの腎臓病の薬です。
慢性腎臓病の早い段階から使えるものなので
期待しています。
少し説明をします。
このラプロスという薬の成分である
ベラプロストは
獣医学領域では、
犬の肺高血圧症に用いる薬として
知られています。
しかしそのベラプロストを
犬とは違う一定の『量』で
猫が服用する事で
慢性腎臓病に対して
最大限の効果があるということが
証明されました。
では
どのように作用する事で
効果を発揮するのか?
簡単に言えば、
腎臓が壊れていってしまう過程に
作用します。
内臓は
血液が流れなければ
酸素が足りなくて壊れてしまいます。
中でも腎臓は特に
『酸素不足』に弱い臓器です。
ラプロスは
腎臓で血液を流す血管を保護し、
血管を広げて血液を流しやすくします。
つまり『酸素不足』を防ぎます。
またラプロスは
腎臓が何らかのダメージを受け
『炎症』を起こす時、
それに抵抗します。
ラプロスは
『酸素不足』や『炎症』に抵抗する事で
腎臓の壊れていってしまう過程を和らげ、
腎臓を長生きさせる、長持ちさせるような
イメージの薬だと言えます。
逆に言えば、
悪くなってしまった腎臓を
回復させる薬ではありませんので
間違えないように理解してください。
肺高血圧症について
日本新薬株式会社
<肺高血圧症治療サポート>より
肺動脈とは
血液を右心室から肺へ送る大きな血管で、
肺高血圧症とは
さまざまな原因で
肺動脈内圧が一定値を超えて高くなっている
状態のことです。
<心臓の模式図>
心臓や肺、その他の病気が原因となり、
肺高血圧症になります。
肺高血圧症になってしまったら
肺高血圧症を引き起こす
心臓疾患などの治療をまず行います。
それに追加して、
肺高血圧症の状態を和らげるための投薬として、
血管拡張作用のあるシルデナフィルが、
効果があるといわれています。
ただ、シルデナフィルは、
獣医療では手に入りにくく、
一般の動物病院では特に入手困難です。
他には、
血管拡張剤として
ベラプロストナトリウムという薬も
使われることがあります。
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前出した
はごろも動物病院ブログ内の一文。
このラプロスという薬の成分である
ベラプロストは
獣医学領域では、
犬の肺高血圧症に用いる薬として
知られています。
そして、
<ペット保険のFPC 犬の病気辞典>
の一文。
他には、
血管拡張剤として
ベラプロストナトリウムという薬も
使われることがあります。
つまり
ラプロスの成分のベラプロストは、
腎臓だけでなく、
他の血管も拡張させて
血流を促す。
クレがラプロスを服用し始めて
およそ、2週間半。
血管拡張剤により
身体の隅々まで血流が行き渡り
血行が良くなった(なり過ぎた?)手足が
赤くなっている
ということなのかも?





