はかまだ君のこと | ariさんは遊んでばっか

ariさんは遊んでばっか

面倒くさいと思いつつ、好奇心は旺盛。
好きなこといっぱい、楽しいこと大好き。

ずっと前にariは
「おじいとおばあのアイドル様へ」という記事を書いたが


今日はその続編。


本日の主人公は「はかまだ君」である。



少し説明させて頂く。

ariはご縁があって家の近所にある通所老人介護施設に
1週間に一度だけ出入りをさせて頂いている。

そして、そこで働いていらっしゃる方や
施設においでになる人生の先輩方と近くで接する中で
いろいろなことを学ばせて頂いている。


「はかまだ君」はその施設の職員さんである。


そして


イケメンである。   グッド!



「はかまだ君」とは、もちろん本名ではない。
というより、ariは本名すらも知らない。

でも「はかまだ君」はariのことをちゃんと

「ariさん」と呼んでくれる。

(・・いや、「ariさん」とは言わないけどね)  にひひ


ariの中で、なぜに彼が「はかまだ君」なのかというと
彼はどことなく俳優の袴田吉彦さんに似ているからだ。

背が高くてちょっと茶髪でスレンダー、切れ長の目、

そしてイケメンの「はかまだ君」は
単なる顔のいい男ではない。

彼はおじいと話す時も

おばあと話す時も

身をかがめ、肩を抱くようにしながら

一人一人と顔をうんと近づけて話をする。


ariが以前初めて手術というものを経験した時

肩に、背中に、手を添えて下さった看護士さんの手が
本当に心地よく、とても温かくて
不安だった心がどれほど癒されたことか。

「はかまだ君」の手が包む肩は
きっと温かいだろうなあ、とariは思う。


介護の現場で働いている方々にも当然
いろいろな性格の方がおられ

せかせかと仕事をこなす方や
ぴりぴりとしたオーラを放つ方もいらっしゃるかと思えば

ゆっくり穏やかに優しく先輩方と接する方も。
元気に明るく接する方も。

ariによく声をかけて下さる方、
完璧に素通りされる方。

結構、人が見える場所である。

でも、皆さんは本当に一生懸命である。


お昼に握り寿司を食べる日には
壁や天井に魚の絵や、魚へんの付く漢字が所狭しと貼ってあったり

毎月のお誕生会には施設で手作りしたケーキやゼリー。
ロウソクを吹き消してみんなで拍手。

歌や踊り、楽器演奏、ときにはお坊さんの説法とか
いろいろなボランティアさんも訪れ

関心を示されるおばあもおられれば
どんなことにも全く興味がなさそうなおじいもおられる。

全体的には残念ながら反応は薄いが

職員さん達は根気よく
すべての方に話しかけられ

その声には、どのおじいも、どのおばあも
ちょっぴり嬉しそうに反応される。



もうすぐ
このあたりにも桜が咲きだす。

4月の1週目にはお花見会が予定されていて
ariも参加することになっている。



ariは花粉が飛ばない季節になったら
マスクは外すつもりだが

風邪やインフルエンザが流行った季節が過ぎても

職員さん達はマスクを外すことはないのだろうか?



はかまだ君、

できれば、できればこれからも


マスクはどうか、そのままで・・・・・・。 あせる




「はかまだ君」は

ariの心のアイドルである。音譜