またもやパニック映画だが、今度は邦画。
予告編で観たときは、すげー面白そう!!って、うっかり期待してしまっていた。www

とりあえず、ここ最近の”和製パニック映画”といえば、
予告編で期待して、本編でガッカリ、と相場が決まっている。
『ドラゴンヘッド』しかり、『日本沈没』しかり、『252 生存者あり』しかり・・・。
そして、この『感染列島』である。さて。。。

物語の序盤は非常にテンポよく進み、謎のウィルスにより次々と感染者が広がっていく。
無駄なエピソードや余計な人物描写も控えめで、ほどよいリズムで高揚感を書き立てていく。
日本全国に広まり、死者ウン十万人、さぁ、これからどうなる?!と盛り上がったところまでで、全体の約1/3。
ところが、ここからこの映画は迷走を始めてしまう。以下、ツッコミどころ。

■妻夫木を始めとする医師たちが、マスクも何もせずにフラフラし過ぎ。
 そりゃ顔全体をマスクで覆ってしまったら、映画的にはどうなのさ、というのはわかるが、もうちょっと考えろよ。
■謎の研究者役として出てくるカンニング竹山。使い方が下手。もっとアウトローな活躍を期待したが、
 あっさりと出番終了。出てくる意味あったのか?
■「この病院は封鎖されました」ハズなのに、妻夫木&檀れいがあちこち外出できるのはなぜだ?
 挙句の果てに、原因を追究するために海外へ行く妻夫木。
■そしてその海外で繰り広げられるバイオハザード。映画が違う~w
■そもそも感染源の嶋田久作、あんな状態で海外へ脱出できるわけ?
 飛行機に乗っちゃったら、感染爆発は日本だけじゃすまないじゃん。。。
■人が誰もいない銀座や新宿の街並みはCG丸出しで、誰もいないのが逆にリアリティを削いでいる。
 こういうのハリウッドだったら、けが人やら死体やら動物やらが、うまいこと配置されてるのになぁ。

そして後半は、お決まりのお涙頂戴パターンへと移っていく。
妻夫木&檀れいが元恋人同士ってのだって嘘くさいのに、終盤の展開がまた嘘臭い。
さらに、檀れいの大根っぷりが、嘘臭さに拍車をかける。

何で我が国の映画人ってのは、パニック映画に無理矢理、恋愛要素を持ち込もうとするのか。
ローランド・エメリッヒを見習え。こういうの映画ってのはエンターテイメントに徹するべきだ。
どうしても泣きの要素を入れたいんだったら、コレ、いっそのこと、
檀れいの役柄を佐藤浩市にやらせて、男と男のドラマに仕立てた方がよかったんじゃないか。
モニター越しで死んでいく佐藤浩市に涙しながら、「先生の死は無駄にはしません!」とかなんとか言いながら、
患者を救い出す妻夫木、そして大団円へ・・・とした方がよほどしっくりくる。

評価:★★★★☆(4.5点)

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『感染列島』
監督:瀬々敬久
出演:妻夫木聡、檀れい、国仲涼子、池脇千鶴、佐藤浩市ほか
(138分/2009年・東宝)
50年前に埋められたタイムカプセル。そこから出てきた1枚の紙。
紙に書かれた数字は、その後に起こった数多の大惨事の犠牲者数とピタリと一致していた。。。
…なぁんていうプロットをメインとしたディザスター映画、と聞いただけで、
パニック映画好きとしては、なんともはや、もう期待しないわけにはいきません。

(予告編で見せちゃってるけど)飛行機の墜落や、
地下鉄大暴走なんていうパニックシーンは、臨場感溢れる大音響も相まって、迫力満点。
中盤まではテンポもよく、パニック+ミステリーのいいとこどり・・・的で、
わくわくドキドキ、かなりいいデキ。

・・・ところがどっこい、
さぁ、残る楽しみは、数字の謎をいかに解決するか・・・という終盤戦になって、
話はだんだんキナ臭くなってくる。

まぁ、ズバリ書くと思い切りネタバレになるので、感想を一言でいえば、
「ノウイングよ、お前もか」といったところか。。。
何年か前、ジュリアン・ムーアが主演した『フォーガットン』という映画があったが、
終盤から結末への流れに対する感想としては、アレに近い。
ま、もっとも、中途半端にハッピーエンドにしなかったコッチの方が、幾分マシなデキではあり、
展開次第では、もっともっと良くなった気もするだけに、惜しい。
(ただ、結末で、地球にあんなことが起こるシーンは、パニック好きからすればそれだけでもう及第点)

評価:★★★★★★★(7.0点)

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『ノウイング』
監督:アレックス・プロヤス
出演:ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン
(122分/2009年・東宝東和)
前作から7年を経過して、満を持して公開された”踊る”最新作。
TVシリーズの頃からずっとハマっていた、いちファンとしては、もうね、絶対観に行かないといかんのです。
で、えっちらおっちら映画館まで足を運んだわけですが。。。
(普段は自宅のホームシアターでDVDばっかりなので映画館には滅多に行かない)

久々に映画館の大音量で、あのテーマソングが流れただけで、
あぁ~、踊る~が帰ってきた!!とアドレナリン急上昇!!
懐かしの面々が次々とテンポよく登場し、否が応にも気分は盛り上がる。
”「踊る」シリーズの最新作が観れた”というだけで、とりあえずは満足できたものの。。。

映画としてのデキはといえば、正直なところ、う~む。。。と唸ってしまうレベルだった。
今回の事件は、これまでと比べるとあまりパッとせず、クライマックスの盛り上がりもイマイチ。
そもそも、出てくる犯人(キャラクタ)すら、過去の出演者の寄せ集めでしかない…。
これならわざわざ映画にしなくっても、2時間ドラマで十分なのでは…。

映画としてのスケール感もなく、興味を引っ張るようなミステリーもなく、
結末に大どんでん返しが待っているでもなく、、、
相変わらず小ネタはたくさん散りばめられていたものの、今回は複線の拾い方も中途半端。
「俺のコート知らない?」とか「青島に対する癌宣告」とか「和久さんのノート」とか、
なんだか意味ありげな小さいエピソードがたくさんあった割には、どれもこれも活かしきれてない。。
(ココが”踊る”シリーズのキモなのに・・・)

評価:★★★★★★☆(6.5点)

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『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』
監督:本広克行
出演:織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎、小栗旬、小泉今日子、ほか
(141分/2010年・東宝)