昨日、テレビで『ハムナプトラ』をやっていたので久しぶりに観た。

観るたびに思うんだけど、レイチェル・ワイズって鈴木京香に似てる~。顔立ちはもちろん、どことなく燐とした佇まい、ほどよくぽってりとした体形、そして透き通るような声質。さながら、鈴木京香=和製レイチェル・ワイズってとこか。

けっこう映画を観ていて、あ、この人、誰々に似ているな、と思うことってないですか?
日本でリメイクされたら、配役はこうなって・・・とか想像するのって楽しい。

そこで、今回こんな企画。
題して、『和製ハリウッド・スターを考えてみよう!』

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その1.ブラッド・ピット ⇒ イチロー

まずは、定番どころから。角ばった感じの輪郭とヒゲ、そして、ストイックなイメージ。『マネーボール』のブラピが、短髪だったら、まんまだったのに。惜しい。
・・・のっけから、比較対象が、俳優じゃないのはご愛嬌。笑

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その2.ジョニー・デップ ⇒ 三上 博史

ブラピの次は、ジョニデ。これはもう三上博史で決まり!
ポイントは「目」かな。涼しげで、かつ、鋭い目線。時々、わけのわからん役を意気揚々と演る、役者としての姿勢もどこか似ている。

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その3.パトリック・スチュワート ⇒ 浪越 徳次郎

ブラピ、ジョニデ、ときて、お次はパトリック・スチュワートです。
誰?って声が聞こえてきそうだが、『X-メン』のエグゼビア教授(プロフェッサーX)といえば、わかるでしょう。え?むしろ浪越徳次郎がわからない?昔、『元気が出るテレビ』によく出てた、指圧で有名な人です(故人)。
『X-メン』を初めて観たとき、「指圧の心は母心」なんて言い出したらどうしよう?とハラハラしちゃいました。

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その4.ジュリアン・ムーア ⇒ 吉村 由美(puffy)

オセロの松嶋にも似てるけど、鼻っ柱が強そうな感じが、個人的にはやっぱりこっちかな。ただし、若い頃、です。好きな女優さんなのではあるが、最近はすっかりオバチャンになってきているのがとっても残念。

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その5.ナタリー・ポートマン ⇒ 武井 咲

オスカーを獲得しすっかり名女優のオーラが漂ってきたナタリー・ポートマンには、オスカーのイチオシ・武井咲なんてどうだろう。どっちも透明感がハンパない。どっちも絵に描いたような「美少女」ですね。
・・・といいつつ、ナタリー・ポートマンも、もう30代なんだね。月日が経つのは早い!

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その6.ベン・スティラー ⇒ 岡村 隆史

どっちもチビ。どっちも猿。どっちもコメディ。以上。笑
(でも、ハリウッドではチビなイメージなベン・スティラーだけど、身長は173cmあるらしい)

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その7.ルパート・グリント ⇒ 金子 貴俊

「ハリポタ」のロンです。いちおう。
顔立ち、雰囲気もさることながら、どっちも脇役的な立ち位置な感じがよく似てる。

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その8.スティーブ・ブシェミ ⇒ 生瀬 勝久

そういや最近見かけないな、ブシェミ。一時期は腐るほどいろんな作品で見かけたんだけど。
どっちも一癖ありそうな役をやらせたら天下一品。すごく存在感がある貴重な脇役。もちろん顔も似てます。

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その9.ソン・ガンホ ⇒ 豊原 功補

もはやハリウッド・スターじゃないし。笑
ソン・ガンホは、『シュリ』とか『グエムル~漢江の怪物』とかに出てた韓国俳優ですね。シリアスな表情をしたところがよく似てるんです。

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その10.ドリュー・バリモア ⇒ 杉田 かおる

最後はバリバリのハリウッド・スター、我らがドリューです。そして、和製・ドリューは、杉田かおる。
ココだけ見た目ではないけれど。。。これはもう、容姿が似てるとか似てないとか関係なく、境遇がそっくりです。子役で華々しくデビューして、ティーンの頃にやさぐれ、そして、大人になってから見事に復活!

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というわけで、とりあえず10組。独断と偏見でツラツラと書いてみました。
面白かったので、暇があったら、また探してみよう。





~思い入れのある作品シリーズ①~

最近、あまりにも映画を観る機会がなくって、ちっとも書くこともないので、過去に観た映画の中から、ピックアップでキヲクを掘り起こしてみる。

・・・というわけで、第1弾は、『グーニーズ』。
監督はリチャード・ドナー、脚本クリス・コロンバス、そして、製作総指揮スピルバーグの、言わずと知れたキッズムービー。

じつは人生で初めて、"映画館で一人で観た"、というのがコレ。なんと当時小学校5年生。(年がバレるな…)

いまやすっかり“太っちょサム”となってしまったが、主役のマイキーを演じたショーン・アスティンがめっちゃピュアだった。当時、すっかり自分を投影して、ワクワクどきどきを一緒に楽しんだ。屋根裏から出てきた宝の地図を手に、仲間たちと大冒険・・・なんて、子供にとって、こんな魅力的なプロットはないよね。うちの近所にもあんな「秘密の洞窟」がないかな~なんて、密かに探してみたりして。

子供だましっちゃあ、子供だましな映画ではあるんだけど、まさにどんぴしゃの子供だったので、見事にはまった思い入れのある1本なのでした。大人になってから、もちろんDVDも購入。今でも、観るたびにノスタルジックな気分に浸れます。(余談ながら、ファミコンの「グーニーズ」もハマッタ!)

評価:★★★★★★★★★★(10.0点) ← 子供採点

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『グーニーズ』
(原題:The Goonies)
監督:リチャード・ドナー
出演:ショーン・アスティン、ジョッシュ・ブローリン、コリー・フェルドマン、ケリー・グリーン他
(111分/1985年・ワーナー)



実は知らなかったんだけど、ずいぶんとゲームっぽいプロット・演出だなぁ…と思ってたら、そのものズバリ、同名ゲームの実写化なんだってね。コレ。シリーズ化もされているらしんだけど、ゲームの方はまったく知りませんでした。。。(どのくらい売れたんだろうか?)

主人公のダスタン王子にジェイク・ギレンホール、ヒロインのタミーナ王女にジェマ・アタートン。その他、ベン・キングズレーやアルフレッド・モリーナなど、それなりに充実したキャスト陣なんだけど、いまいち豪華さは感じない。ジェイク・ギレンホールは『ディ・アフター・トゥモロー』のときのひ弱なオタク青年のイメージを覆し、今回は大幅にバルクアップしていて強くてたくましいヒーローを活き活きと演じている。その一方、“ボンド・ガール”ジェマ・アタートンは、いちおう「絶世の美女」という役どころながら、いまいち魅力が感じられず。完全なミス・キャストでしょ。

物語自体は、ドラクエで言うところの「ときのすな」を巡る王子+ヒロインの冒険譚。ディズニー+ブラッカイマー作品ということで、ラスボス(=もともと悪人顔のベン・キングズレー)以外、基本的にみんな「いい人」なのであまりストレスもたまらず、ノーテンキに楽しむことができる。話が進む中で、バッタバッタと主要人物が死んでいくんだけど、キーアイテムが「ときのすな」というところからして大方の予想通り、ラストはみんな生き返っての大団円。子供に観せても大丈夫。ディズニー印は今日も健在。笑

主人公が「養子」というプロットがまったく活かされていない(てっきり何かの重要な伏線なのかと思ったが)とか、俯瞰でのモブシーンがCGぽい(というかゲームぽい)とか、カット割りが細かすぎていまいちアクションシーンがわかりにくいとか、まぁいろいろ細かい点はあるものの、頭カラッポにして楽しむには十分及第点の1本。

評価:★★★★★★★(7.0点)

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『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』
(原題:Prince of Persia: The Sands of Time)
監督:マイク・ニューウェル
出演:ジェイク・ギレンホール、ジェマ・アタートン、ベン・キングズレー
(116分/2010年・ディズニー)

昨年、「衝撃のラスト」との触れ込みで公開された、監督:スコセッシ+主演:ディカプリオのコンビで送るミステリー。まぁ、映画好き or ミステリー好きなら、「看板に偽りあり」、衝撃のラストは明らかに言い過ぎで、ストーリー的にはいつかどこかで観たような既視感を覚えるだろう。もともとスコセッシ作品の主人公は精神的にどこか病んだ人間であることが多いし、ディカプリオが劇中で変な夢を見だしたあたりから、ははーん、これはひょっとするとそういうことか・・・。となんとなくピンときてしまった。

・・・とまぁ、シャマラン的なラストのどんでん返しを期待して観ると、なんとなく消化不良な印象が否めないわけだが、つまらないかと言われたら、決してつまらなくはない。円熟味を増してきたディカプリオの芝居と、スコセッシの熟練の演出が相俟って、重厚なドラマに仕上がっている。(それにしてもディカプリオ、ホント、最近味が出てきていい役者になったね)

コレね、ミステリーというよりも、人間ドラマとして観たら、なかなかの秀作だと思う。秋の夜長に一人でじっくりと楽しみたい、そんな小品。(・・・ただし後味はあまりよろしくない)

評価:★★★★★★★☆(7.5点)

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『シャッターアイランド』
(原題:Shutter Island)
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ
(138分/2010年・パラマウント)
いやー、完全に大人向けの映画ですね、コレ。

最愛の妻エリーと出会いから、幸せな結婚、そして、悲しい別れまでのカールじいさんの半生を、台詞なしの映像のみで一気に見せる冒頭の10分間。「子供向け映画」だったら、完全にこの部分は不要。それこそ、偏屈なじいさんが、いきなり空へ飛び立つところから始まればいい(実際、子供目線だったら、この前半部分はひどく退屈に感じると思う)。この冒頭のシークエンスの出来自体は素晴らしい。涙腺弱い人だったらこの10分間でもう号泣じゃないかな。

ところが、家が飛び立ってから(=物語が本格的に始まってから)は、これまでのピクサー作品からすると考えれないくらい、グダグダになる。なんといっても、本作は脚本にツッコミどころが多過ぎる! 風船だけで家が1軒浮いちゃう大ウソは、これはまぁファンタジーとして許すとしても、雷雨の中に突っ込んでいってもほとんど割れない風船とか、いつの間にやら目的地である南米の滝(の近く)にピンポイントで到着していたり、最初は立ち上がるが精一杯だったカールじいさんが終盤インディジョーンズも真っ青な大活劇を繰り広げたり・・・と、枚挙に暇がない。こんなことは、『トイ・ストーリー』でも『モンスターズ・インク』でも『ファインディング・ニモ』でも『Mr.インクレディブル』でも、感じたことはなかったことだ。悪い意味で、後半は完全な子供向けなんだよね。

キャラ造詣や小道具の使い方、ちょっとした演出や絵作りなどは、さすが!と思わせるが、いかんせん、今回は脚本がイマイチ。他の一般的な映画と比べたら、それでもやっぱり良い出来なんだけど、これまで『完璧』なストーリーを作り上げてきたピクサーだと考えると、どうしても穴が見えちゃう。前半の珠玉のドラマパート(大人向け)と、中盤以降の冒険活劇(子供向け)が、うまいこと中和できていないような、そんな中途半端な印象だった。

評価:★★★★★★★(7.0点)

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『カールじいさんの空飛ぶ家』
(原題:Up)
監督:ピート・ドクター
出演(声):エドワード・アズナー、クリストファー・プラマー、ジョーダン・ナガイ
(104分/2009年・ディズニー)
『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』などで知られる、矢口史靖監督作品。今回はANAの全面協力のもと、航空業界で働く人々をコメディタッチで描く。ストーリー的には、「飛行機が飛び立ったが、途中で計器のトラブルが発生し、Uターンして緊急着陸する」というだけの話。たったそれだけのプロットなのに、スタートからラストまでまったく飽きさせることなく楽しめてしまう、ある意味スゴイ映画。

主演は、田辺誠一演じる「駆け出しパイロット」と、綾瀬はるか演じる「ちょっとドジだけどキュートなCA」の2人。だけど、グランドスタッフ、管制塔、コントロールセンター、整備士などなど、普段あまり馴染みのない裏方さんたちの世界もきっちりとリアルに描いている。飛行機1つ飛ばすだけでも、こんなにもたくさんの職業の人が関わっているんだなぁ・・・と改めて感じさせてくれると共に、知られざる裏舞台が垣間見れて大変興味深い。普通これだけの登場人物が出てくるとゴチャゴチャとしてわかりにくくなりそうなものだけど、全員がしっかりとキャラ立ちしてるのでスッキリわかりやすく、それでいて、ちゃんと人間としてもプロフェッショナルとしても魅力的に描かれている。男性陣はみんな「職業人」でカッコイイし、女性陣はみな華があって美しい。(キャストもえらく豪華!)

予告編だけ見ると、綾瀬はるかメインのもっと突き抜けたコメディ作品かのように見えるので、後半の「プチパニック物」のストーリー展開はちと意外だったけど、ディティールがちゃんとしてるので嘘臭さもなくて素直に楽しめた。次回、飛行機に乗るのがちょっとだけ楽しみになるような、そんな作品。(フジテレビと電通に踊らされているようで悔しいけど、でも、そう思わせるだけの魅力があるってことは、映画としては間違いなく成功なんだろうね)

評価:★★★★★★★★☆(8.5点)

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『ハッピーフライト』
監督:矢口史靖
出演:綾瀬はるか、田辺誠一、田畑智子、時任三郎、寺島しのぶ、吹石一恵
(103分/2009年・東宝)
コレ、ほんとバカだよなぁ。

エロいことばっかり考えてる主役のガキどもはバカ丸出しだし、「試合に勝ったらおっぱいを見せてあげる」なんてうっかり約束させられちゃう女教師もバカ。そして何より「おっぱいバレー」というタイトル自体、バカバカしい。・・・いや、けなしているわけではなく、この「バカ」って言葉は最高の褒め言葉なんだけどね。

舞台は1979年の福岡。当然まだインターネットなんて便利なものは存在せず、血気盛んな思春期の男子中学生にとっては、親に隠れてこっそり観る「11PM」や道端に落ちているエロ本が最高のオカズ・・・という「古きよき時代」。この時代設定が、ノスタルジックで微笑ましい。これがイマドキの中学生だったら、おっぱいどころかもっと過激なモノだって見放題だし、若くてキレイな女教師に向かって「おっぱい見せてください」どころじゃすまない気持ち悪さがある。原作は現代の設定なんだけど、映画でのこの設定変更は成功している。

よくあるこの手の"スポ根コメディ"だと、『最初のきっかけは「おっぱい」だったけど、最後は真剣にバレーに取り組んで、ラストは感動のハッピーエンド・・・』などという優等生的な展開になりがち。けれど、この映画の男子中学生たちは、最後の最後まで「ポリシー」を曲げずにエロを貫くところがすばらしい(笑)。最後、試合に負けたあとも、無理に感動的な展開にせずにキレイに笑いで落とす。おかげで、妙な説教臭さや嘘臭さは微塵もなく、純粋な青春コメディとして楽しめた。

どうでもいいけど、男子中学生に綾瀬はるかみたいな若くてキレイな女の先生なんて、ある意味、反則。中学時代にこんな先生がいたら、たとえおっぱいが見れなくても、部活も勉強ももうちょっと頑張っちゃうよね・・・笑

評価:★★★★★★★☆(7.5点)

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『おっぱいバレー』
監督:羽住英一郎
出演:綾瀬はるか、青木崇高、仲村トオル、石田卓也、大後寿々花
(102分/2009年・東映)
キャスティングはなかなか豪華だし、原作ありのファンタジー物、そして、制作費も約6,500万ドルの超大作。評論家からの評価もそれほど悪くない。・・・なのに、なぜか全米でも日本でもさほど話題にならず、大きくズッコケた作品。まぁ確かに、「ロード・オブ・ザ・リング」「ハリポタ」から始まって「ナルニア」「ライラの冒険」などなどファンタジー映画は食傷気味だし、クレア・デインズもロバート・デ・ニーロも『旬』な感じはしない。そんなこんなで、実は半信半疑、期待半分で観てみました。

いやいや、なかなかどうして、かなり面白かったよ、コレ!

越えちゃいけない「壁」の向こうは魔法の世界、落ちてきた流れ星が若い女という設定がいい。その流れ星(の力)を手に入れようと躍起となる、王位継承者争いの王子たちや、暗黒の魔女などのキャラクターも魅了的。そして何といっても、ロバート・デ・ニーロ演じる『伝説の恐怖の海賊船長』が素晴らしい(『天国と地獄』のBGMに合わせ、女装して踊りまくるシーンなんて最高に可笑しい!。ミッシェル・ファイファーもデ・ニーロも、なんだか楽しそうに演じてるなぁ)

いろいろ話を詰め込んでいるわりには、話は複雑すぎず、テンポもいい。途中途中の伏線もちゃんと効いてるし、ラストは気持ちいいくらい見事なハッピーエンド。子供だましなドッチラケファンタジーでもないし、かといって、無駄に悲壮感漂うダークなファンタジーでもない、ひじょうに程よいバランス。まるでディズニー映画のような「安心感」で、大満足できる。

評価:★★★★★★★★☆(8.5点)

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『スターダスト』
(原題:Stardust)
監督:マシュー・ヴォーン
出演:クレア・デインズ、チャーリー・コックス、ミッシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロ、シエナ・ミラー、ピーター・オトゥール
(128分/2007年・パラマウント)
世に数々の名作を送り出しているアニメ製作会社のピクサーが、ディズニーに買収されて完全子会社化されたのが2006年のこと。それをきっかけとして、『モンスターズ・インク』や『カーズ』の監督として名を馳せたジョン・ラセターが、ディズニー・アニメーション・スタジオ製作のアニメーションも手がけることとなった。そんなこともあり、この『ボルト』も、ピクサーではなくディズニー製作の作品であるが、製作総指揮をジョン・ラセターが務めている。

映画の中での"スーパーヒーロー犬"であるボルトは、それが作り物の世界であることを知らず、自分を本当にスーパーヒーローだと信じている。ある時、ひょんなことからハリウッドの撮影スタジオを飛び出して迷子になってしまい・・・というお話。

良くも悪くもピクサー色が強い作品となっていて、キャラクター造形から、ストーリー、演出に至るまで、ひじょうに「既視感」が強い。冒頭の"映画の中で活躍するボルト"のアクションシーンは『Mr.インクレディブル』だし、旅の途中で仲間になるノラネコのミトンズは『ファインディング・ニモ』のドリーを連想させる。飼い主?の少女ペニーとの絆を信じ、諦めずに必死に家(スタジオ)を目指す・・・という、軸となるストーリーもまるで『トイ・ストーリー』。

全体としての印象は「なんかどっかで観たことあるような・・・」ではあるが、それでも、さすがはピクサーを引っ張ってきたジョン・ラセターというべきか、完成度は低くない。純正ピクサー作品と比べると「感動」も「笑い」もイマイチ薄っぺらい感じはするが、冒頭からラストまで飽きることなく観れて、それなりに満足も出来る1本だった。

評価:★★★★★★★(評価7.0点)

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『ボルト』
(原題:Bolt)
監督:クリス・ウィリアムズ/バイロン・ハワード
出演(声):ジョン・トラボルタ、マイリー・サイラス、マルコム・マクダウェル
(96分/2009年・ディズニー)
製作費わずか1万5,000ドルながら全米で1億ドル以上を稼ぎ出し、その完成度の高さからあのスピルバーグもリメイクを諦めたという、話題作。…を、日本で公開されてから1年半以上たった今頃になって、ようやく観た。真夜中に謎の怪奇音に悩まされていた同棲中のカップルが、寝室に固定カメラを設置し、夜中に起こる出来事を一部始終撮影。そこに映っていたのはなんと・・・!というお話。当時、テレビCMもバンバン流れていて、「怖すぎるホラー映画」としてフューチャーされていたが、はっきり言って巷で騒がれたほどではなかった。

まぁ要はあれだ。ダルビッシュのようなエース級ピッチャーだったら完封・完投が当たり前なのに、これがルーキーだと5回2失点でも「好投した」と褒められるようなもの。わずかな製作費、無名な監督・キャスト、ほとんど自主制作映画のような作品という要素があってこその、この評価なのだろう。

夜、寝ていると、たまに「ぴしっ」とか「みしっ」とか、家が軋む音が聞こえてドキッとすることがあるが、この映画の前半は、そんなようなシーンがひたすら延々と続く。来るぞ来るぞ、と思わせておき、あれ?来ない、と肩透かしを食らわせた上で、ドーン!とびびらせるのがホラー映画の王道だと思うんだけど、この映画は、結局ほとんど何も起こらないまま肩透かしだけを繰り返す。引っ張るだけ引っ張っておいて、本当に怖いのは、最後の10分だけ。最後の「ドーン!」そのものはなかなか強烈で確かに良くできてはいたが、この”前半の「溜め」の部分”をどう感じるか。ただ単に退屈と感じるか、緊張感を持続させるための効果的な演出と感じるかによって、この映画の評価は分かれると思う。(個人的には後者。尺が短めなこともあり、なんだかんだ言ってラストまで一気に楽しめた)

ただし、残念な点が2つほど。

ひとつは、劇中、霊能力者を呼ぶ場面で「これは霊じゃなくて、悪魔の仕業」と言わせること。日本人の視点から言えば「悪魔」という概念がイマイチぴんと来ないので、「霊」と「悪魔」をキッチリ別モノとされた上で「これは悪魔だ」と言われてしまうと、ちょっと白けてしまう。ウィジャボード(日本で言えばコックリさんみたいなモノ)の場面なんてバッサリ削ってもいい。(そもそも、霊と悪魔の違いがよくわからないし)

もうひとつは、冒頭とラストシーンの説明が不要なこと。ネタバレなので詳しく書かないが、「なにがどうなった」なんていう後日談を言葉で説明するよりも、結末がどうなったのかは結局不明なまま暗転し、その後は観客に委ねた方が、より一層恐怖感が増したような気がする。

評価:★★★★★★★☆(7.5点)

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『パラノーマル・アクティビティ』
(原題:Paranormal Activity
監督:オーレン・ペリ
出演:ケイティ・フェザーストン、ミカ・スロート
(86分/2010年・プレシディオ)