ここ最近、実家に行く用事がよくあるのです。

実家といっても両親はもうすでに他界していて、弟がひとりで住んでいます。


先日、とある用事で実家に行きました。

メインは「とある用事」なのだけど、実は私にはあるものを自分の家にもって帰り、母の形見にしようと企んでいたんです。


母の形見にしようと思っていたのは、私が母にプレゼントした天然石のブレスレット。

高価なものではないけれど、
母は喜んでくれて外出するときはいつもそれをつけていました。

それなのに私はそのブレスのことはすっかり忘れていて、最近急に思い出したのです。


なんでなんだろう?


そう思いつつも、母のブレスをつけ、帰る途中に寄ったお蕎麦屋さんで何もしていないのにそのブレスの糸が切れてあれよあれよと石が飛び散ってブレスの原型がわからないようになってしまいました。


いったいこれはなんだろう?
よく、ブレスの糸が切れるとお役目か終わったと聞くけれど、
母のお役目はもうとっくに終わっているし。



もしかしたら



ブレスの糸を切ることで



もうあなたは誰に気にすることなく自分のことをやりなさい。


そう母が言ったように感じました。