昨日の続きです。
この作家さん、旅行のこと以外にも本を出していて、そのなかで私が気に入っているのが四コマ漫画の「すーちゃん」シリーズ。
主人公の三十代独身のすーちゃんと、すーちゃんと同じような三十代独身の友達。
それぞれ仕事や立場は違うけど、ひとりの人間として怒ることもあるし、泣くこともあるし、愚痴もこぼすこともある。
それでも、ひとりでなんとか自分を立て直そうとしている。
「自分で迷って考える」ということを正しいと思い実行しているすーちゃん。
それは誰のものでもない、すーちゃん本人だけの正しさ。
きっと今の日本にはすーちゃんみたいな女性たちがたくさんいるんだろう。
真面目にコツコツと仕事をし、時には羽目を外したり。
どこにでもいる、そんな女性たちのおかげでこの国は成り立っているのかもしれません。
読みながら「すーちゃん、すごいぞ!」
そんなふうにエールを送りたくなる本でした。