◆Over the rainbow◆ -78ページ目

2007/08/20

あのさ


ある人がね
言ったの



お前は
何度ぶつかっても
だめだったって言うけど
よく考えれば
まだ1度しか
ぶつかってないじゃん

って



大切だの応援してるだの
言い続けてたくせに
よく考えたら
いつもあいまいに
言葉を濁してて
あの帰り道
初めて想いを告げた日以来
1度も言えてない
あの時だって
自分がどうしたいのかは
言えなかった
蝶は悟ってくれたけど



蝶ちゃん
ごめんね

自分の気持ちを伝えることすら
私はあなたに頼ってた



4年間
毎日毎日
頭の中で反芻していた
たった2文字の単語を
あなたに伝えられなかったのは
ただとにかく
怖かったから

この想いを
あなたに拒否されることで
問答無用
すっぱり想いに見切りをつけて
終わらせなければならない
それをできる自信がなくて

支えをなくした自分が
どんな風に崩れていくのか
さっぱり見当もつかなくて
私はひどい卑怯者になった




窓ガラスに結ばれる
蝶の像が
どうしようもなく
いとおしくて
輪郭が見えるか見えないか
ホントにうっすらとしか
映ってないのに
目がそらせなくて





あなたの前に立って
きちんと言葉を伝えられるか
正直
自信はない


でもこれは
私ができる
最後の
蝶への恩返しだから

言います
ちゃんと

まだ少し
時間はかかるかもしれないけど

2007/08/20

あれが
故意だとしたら
あんたはかなり
残酷だぞ



どうして

どうして
苦しいときに限って
あんたは
そんなことするのよ


身体が
硬直した

緊張した
全身熱くて
今自分がどこにいるのかも
前がどっちなのかも
わからなくなりそうだった


蝶は
無意識なんだろう
私のことなんて
どうでもいいから
あんなことできるんだろう


蝶が傍らにいることは
世界がひっくりかえりそうなほど
うれしいのに
地球が破滅するくらい
哀しい

2007/08/20

ねぇ
どうやったら伝わるのよ?

教えてよ

あんたが今
ガラスごしに合わせたその目は
本当は誰をみてるのさ



つらいよ
助けてよ






愛してる
でもそんなこと
言えない


あんたにだけは
もうこれ以上
嫌われたくないから


こんな私は
卑怯ですか?