ほんまにオレはアホやろか (水木しげる著)
放映中のNHK連続ドラマ 「ゲゲゲの女房」 のモデルになっている水木しげる氏の自伝です。
子供のころから妖怪に魅せられ、まさにその人生も妖怪そのもの。
鳥取県の境港に生まれ近所の’のんのんばあさん’から妖怪の手ほどきを受け妖怪道をまっしぐら。
とうぜん人間界の勉強などというものに付き合うひまもなく、それでもなんとか学校にもぐりこもうと試験科目が歴史一科目だけという園芸学校を受験した。
定員50人に受験者が51人、落ちるのは1人。
そして見事にその1人になってしまった氏は就職したがいつも朝寝坊、はては寝ているご主人の頭を踏みつける・・・やはり人間界は住みにくいようす。
やがて兵隊さんとなり戦局厳しい南洋のラバウル へ。
敵の爆撃で片腕を失ったが九死に一生を得て野戦病院生活。そこで村人と仲良くなったが終戦となり日本へ。
なにもない生活のなかで紙芝居の絵をかいたりしながらマンガ家の道へ・・・・そして「ゲゲゲの鬼太郎」。
困難や貧乏(貧乏神も妖怪かしら?)もなんのその、人をくった精神で乗り越え、さすがの貧乏神もおみそれしましたと退散するしまつ。
世の中ってこんなことあるんだあ。
よっしゃ、自分も・・と勇気が出てきます。
ぱぴの絵「笑い鬼」です。
- ほんまにオレはアホやろか/水木 しげる
- Amazon.co.jp
Amazon
