母でございます
失 争
二つのナンバーから繋がる切ないお話しです
これは母と娘という設定で創りましたが
大事な人との別れを感じていただけたら嬉しいです
人は産まれた時から終わりへのカウントダウンが始まっていて
天寿を全うするという結果以外にも
事故、病気、争と
本当に色んなお別れがあって
家族とも友達とも
いつでも可能性のあるもの
もちろん自分が先にの場合もあって
人は現実味の無いことは想像する事しかできないけど
それはそれはきっと、とても辛いもの
何十年も前
戦時中はそんなお別れが当たり前のように起きていたのでしょう
目の前に当たり前にあるものって
感謝が薄れていって
年齢を重ねていくと、素直になれなくなったり、意地をはったり
なんかこう、うまく『できない』ときってあって
本心じゃ無い事が口から出てしまったり
わざと言ってしまったり
そう、うまく『できない』ときがある
いつもそこにあって
帰ったらそこにいて
約束なんかしなくても毎日会えて
だからこそうまく『できない』
自分は反抗期みたいなものは特になかったけど
親も人であり
子も人であり
何を言ってもいいわけでもなく
そこにいつもいるからって蔑ろにしていいわけでもなく
年齢は違えど同じ人だと言う事
抗って抗って抗っていた子も
きっと年齢を重ねて視野が広がって
いつか、親に対して優しくなれる時が来ると思います
でも、そうなった時に
相手がもういない時もある
ありがとうもごめんねも、本当はあんな事言うつもりじゃなかった、も
伝えられない可能性があるということを
忘れないで欲しいな
と、いう気持ちでこのナンバーを創りました
手を伸ばす方向は同じなのに
何故素直になれないのか
人はとても不思議
そこが面白くもあるけれど
アニメでもゲームでもドラマでも会社でも
とにかく平和でもめることなく、仲良くみんなが気持ちよくいて欲しい
と思ってしまう島村は、その反動で負の作品ばかり作ってしまう気がしています笑
この2番の振り
母と娘で全く同じ振りを渡していて
同じ事してます
でも、人がそれぞれ何が正しいか、悪いか、考え方が全然違うように
親子だって考え方は違う
同じ振りなんだけど、キャシーの動きはお母さんっぽかったし、つどーんは娘っぽくて
同じ動きだけど違う
そんな2人を表現したくて構成を組みました
決して手を抜いた訳ではありませんよ笑
このすれ違う2人が切なくて
やっと手を差し出してわかり合おうとしたのに
その手は取れなくて
独り取り残されていきます
このつどーんの表現、表情とても好きで素晴らしかったです
絶望して手からこぼれ落ちるお花
そしてゆっくりと暗闇へ歩いていって
それでも、あなたと出会えてよかったよ、伝えたい事がたくさんあったよと強く振り返る
この振り返り最高でした
そのあと激しく後悔の舞で動き回る訳ですが
娘が動いても真ん中の光が動かないのは
母の存在、ぬくもり、優しさは今も変わらずそこにあって
迷っても悩んでもその光はやんわりと届いていて
いつでもあなたを感じています
お互いに
を表現しています
なんとなく、光の曲線が『母』という漢字を描いてるようにも見えてくるから不思議笑
そして最後はその光の中で
色々な感情がある中静かに終わっていきます
本当に伝えたい事があっても伝えられなくなる事ってあって
死別じゃなくても、引越しとか色々なものでそれはあり得て
だからこそ今、伝えたい事は伝えよう
そうこの年齢になって考えるようになりました
うちの10歳になる猫が
結構重めの病気になりまして
危険な状況になったんですが、今はお家に帰って来てくれていて
コロナで自分自身色々辛い時も、沈んでる時も一緒にいてくれて
結構救われた所あって
やっぱり毎日いてくれる存在って
感謝とか薄れていって
猫と本気で喧嘩する自分も笑
体に乗ってきた温かさも
もう会えないかも
ってなった時に、ああしておけばよかった、あれはしない方が良かったって凄く後悔して
帰ってきてくれてから必死に一緒に写真撮る自分がいて
いつでも変わらず隣にいてくれるなんて思ったらダメだな、と改めて感じました
なので、いつ、どこで何が起こるかわからない今
友達とか家族とか
もし伝えたい事があるのだとしたら
是非
その気持ちを伝えてみてあげてください
いつもありがとね
その言葉だけで救われるものがきっとあると思います
この作品を観て
そう感じてくれたならとても嬉しいです












