二曲目 『想』ナンバーです
人生という道を共に歩くと決めた夫婦の物語です
光の道を二人肩を並べゆっくりと歩いていくのが印象的なナンバーとなりました
序盤は優しい動きで相手への気持ちを表現しています
結婚というものは相手への気持ち、愛情、そして共に一生歩いて行こうという決意と
きっと様々な想いが溢れていくもの
言葉にしなくては伝わらない事も多いけど
言葉にしなくても繋がっている事もあって
何よりも相手を想う気持ち
それが大切だと感じます
1番は共に歩いていくという事に焦点を置き
楽しい事ばかりではない人生
不安な事、辛い事、苦しい事
立ち止まり前に進めなくなってしまった時
そっと背中を押して前へ歩かせてくれたり
辛くて倒れてしまった時は
そっと手を差し伸べ起き上がらせてくれたり
お互いがお互いを支え合う事
そして、お互いに差し出した手を掴めずに通り過ぎてしまうこのシーンは
離れ離れになってしまう未来を示唆し、すれ違ってしまうのに歩きを止められない、道が続いて行ってしまう残酷さが伝わっていたら嬉しいです
この拳を合わせた所から上下に離す振り
このナンバーだけじゃなく色々なナンバーに使っているんですが
Dechi君に
これって手話なんですか?
って言われて、特に意識した訳ではなかったんですが
調べてみたら
始まる 始める できない 間に合わない
などの意味があるようです
正確には拳ではなくて手のひらだったり
縦ではなく横に開いたりのようですが
完全な後付けですが
この作品にぴったりでびっくりしました
この作品で出てくる光の道を歩く演出
人生を表現していると最初に書きましたが
2回目の光の道はより相手を思う気持ち
支えている気持ちを押し出しました
ともちゃんがいつの間にか立ち止まり
一雄ちゃんが先に歩いて行ってしまうんですが
何も言わずに
視線も合わさず
ゆっくりとともちゃんの所まで戻ってきて
また肩を並べてゆっくりと歩幅を合わせて道を歩き出す
一雄ちゃんが崩れ倒れそうになった時
ともちゃんが相手を見ないまま手を取り支えてあげている
意識していない中でも相手を想い、支え、楽しい事だけじゃない人生の中で、無意識の中で自分以外の人を大切に想う
このナンバーの中でも1.2を争う好きな演出です
そして、これも大好きな演出です
前公演の『想』は
手を取り合う場面だったのですが
今回は真っ直ぐに前を向き
ただ、真っ直ぐと
前を
そして手を取り
だけど前からは視線を離さず
離せず
ただ前を
もう片方の手で辛さ、苦しさ、不甲斐なさ、何もできない待つしかない『永遠とも思えるその時が来る短い時間』を表現しました
このシーンは、相手の手を取るかどうか最後の最後まで悩んでいて
手を握らずにただ前を向いているバージョンもとても良くて
悩んで悩んでこの形にしました
この時が、その時である
最後に 強く 強く
それをより強く表現できたのではないかなと思います
もう一つこだわったポイントとして、前から視線を外さない事
あなたがいなくても俺はちゃんと前を向いて歩けるよ
私は先にいってしまうけど、あなたの未来がちゃんと見えているよ
二人の未来が、ちゃんと、見えている
2人の、抗うことができない現実と
それでも未来を信じて進んでいく強い決意と、2人の想い合う気持ちを表現できたらと、この演出にしました
2人の表情と、動きと、痛いほど滲み出る雰囲気に感謝です
この先は2人は触れられずに進んでいくのですか
触れない🟰違う世界に行ってしまった
を表現しております
毎度毎度逝きすぎだと怒られそうですが
一応私の作品創りの設定としては女性が病気で、という設定で創りました
この、ともちゃんに触れられない一雄ちゃん
とても悲しくて辛いんです
俺がつけたんですが笑
あなたは私の光だったよ と
これからも道照らす光だよ
そして、一緒にいた時間は光輝いていたよ
の、シーン
最後
3度目の道、人生を歩くシーン
一雄ちゃんは後ろから前へ
ともちゃんは前から後ろへと歩いていきます
これは
前へ進んでいく🟰未来へ歩いていくしかない一雄ちゃんと
後ろへ歩いていく🟰過去へしか想い出を残していけないともちゃんを表現しています
交差して遠くなっていきますが
想い出となって、長い長い時間の中で少しずつ少しずつ
記憶となり
想い出となり
薄れていく気持ちを表現すると共に
それでもしっかりと同じ『道』を歩いている2人
なんとも切ないナンバーですが
他の誰もできない
一雄ちゃんとともちゃんだからこそできる表現に助けられ素晴らしいナンバーになりました
長い間一緒にいることは
いい事もたくさんあるけれど
当たり前に思ってしまったり
感謝をおざなりにしてしまったり
感情を伝える事が恥ずかしくなったり
たくさんの楽しい事、嬉しい事
それと同じくらいの悲しい事も訪れて
生きていたら必ずどちらかが先にいってしまって
そこに直面した時に
ああしておけばよかった
こうしておけば良かった
もっと、もっとって
きっとそう思うことは避けられなくて
その時に後悔しないよう
側にいることを当たり前に思わず
元気なうちから
たくさんの想いを伝えていく
なかなかに難しいですが
それを考えさせられる、自分的にも大好きなナンバーとなりました
と、これは私の作品イメージなので、どう受け取ってくださったか、どう感じたか
人それぞれ、その全てが正解なので
是非自分の描いた作品のイメージを大切に思ってください
兎にも角にも
最高の作品にしてくれたお二人に感謝と尊敬を
ありがとうございました!














