今回の公演の主軸となった作品


『争』


戦争や、地震、水害に関する記載がありますので、苦手な方はブラウザバックしていただけますようお願いいたします。



人が倒れ込む


印象的なシーンから始まります


戦争をテーマとして作品を創りました。


私がこのテーマで作品を創ろうと思ったのは、ニュースで戦争に関わるものを見たからです


皆様、ニュースで取り上げられていた戦争がいつ始まったか覚えていますか?


これは私の考えなので、強制するものでも、何か考えを変えて欲しい訳でもなく、自分の感じたものなので流し読みくらいの感覚でお願いします。


私はいつ始まったのか、正確に覚えていませんでした


あんなに衝撃的なニュース


衝撃的な映像


不安を覚えた日々すらも


数年という年月の中で、現実味も、不安も薄れていき、忘れていく


平和な中に暮らし、自分の仕事も、生活もある中で、そこに精一杯だからこそ、現実に目の前にない事は薄れていきます


それを悪い事だとも思わないし、辛い事ばかりを考えていても生活に支障が出てくるし


良い意味でも悪い意味でも、人は毎日の生活に必死なんですよね


でも、まだ続いています


その残酷さや、忘れてはいけない事


何か作品としてそこに向き合えたらと思いこのテーマに決めました


この始まり方は


以前私が作った震災、水害がテーマの作品とまったく同じ始まり方にしています


たくさんの人が倒れ動かない様


そこがリンクしたからです


そこに1人の少女が近寄り、自分の耳に手をあてがいます

写真は少し見にくいのですが、耳に手をあてています


この『耳に手をあてる』という絵は


聞こえますか?私の声が

聞かせてください、あなたの声を


という意味が込められています


私の声が聞こえるという事

あなたの声が聞こえるという事


それは、生きているという事だから


その願いを込めて、人はその『声』を聞こうとする


シーンが変わり少女が振り返ります


これ、歌い手さんの歌い始めのブレスの所で振り返ってね!っていう無茶振りを粒ちゃんが完璧にやり遂げてくれました!


少女が必死でもがき伝えようとしているその奥で


大群が列をなし視線すら送らない


誰か声をあげようとも、大きな波は崩せず、声は届かない


その異様さが伝わっていたら嬉しいです



そして、行軍する人々


この、大きく足音を立てて迫ってくる動き


結構お気に入りです


そして、前と後ろを隔てるように立った大きな人の壁


現実と非現実を隔てる壁のようなイメージでつけました


少女が壁を壊して進むと、その壁と関係ない場所の壁が崩れて壊れます


大きな意味で戦争は全て繋がっていて


目の前に起こる事が全てではなく


関係のない、知らない所でも影響を受けていて


負の連鎖が広がっていく


そんなイメージを出したくて、全く同じタイミングで振り返る振りをつけました


群舞大好き島村の中でも

屈指の大好きスポット

集まって手を上げる、です笑


動きは同じでも、作品によって見え方が全然変わる


手を上げる、手を出すという簡単な振りだからこそ込められる表情や気持ち


本当に大好きな表現です


そして、粒ちゃんと壁を隔てた中から手を出す新ちゃん


これは前回の公演の『終』ナンバーを連想させる人選となっております


自殺をテーマとした作品『終』

そのメインを演じてくれた新ちゃんの、最後に手を取ったのは誰だか覚えてますか?


そう、粒ちゃんです


なんか、書いていて自分で鳥肌立つんですが


島村たまに凄いんですよ笑


『終』と『争』


何かしらの繋がりを感じてくださっていたら嬉しいです



人を倒し、手を振り上げる


でもその手は振り下ろせなくて


戦争という2文字では言い表せられない残酷な響き


それを実行しているのは人で


そこには感情があるのだという事を表現したかったです


いつもずっと、真ん中で叫び続けている少女が印象的です


戦争ってどんな動きしたら伝わるかな


ってたくさん考えて考えて


乱れぬ統率


行進


この二つに焦点を置きました


この画像も、3つの場所で違う事をしていて


目の前に映る事だけが全てではなく、自分の知らない所でも『何か』が起きていて


その全ては真ん中の、人が『倒れる』という事に繋がっている


この3つが照明の光る道で繋がっているのもとても意味深いです


この3つの違う表現もそれをイメージしています


このシーンのちょっと前にも出てくるんですが


乱れない行進、統率


文字にするととっても簡単なんですが


ひじょーに細かくカウント取ってまして


とーーーってもみんな苦戦していた印象です笑


足の上げる角度、手の位置、そして最恐に細かく決められたカウント


そして何より感情も込めなくてはいけない


隙あらばみんなここの練習してくれてて


本当に感謝しかないです


そして島村がまったく違う動きしているのは


覚えるの諦めて、振付師特権を使った…訳ではないですからね?笑


と、写真掲載限度個数を超えそうなので後半に続きます!