こんばんは。

鉄道模型コンテストが終了して3週間くらい経ちました。

学校は皆さんどうでしょうか? オンラインになったり、文化祭準備になったりと色々な形態になっているかなと想像しております。

さて、動画の続きなのですが、前回の記事にて、日テレニュース24さんが、取材をしていただいた内容を紹介いたしました。

その後、youtubeにもアップしてくれました。

 

リンクを貼っておきます!

 

*大崎の作品が出てくるのは3分過ぎあたりからです。

 

さて、今日は別の切り口で、鉄道模型コンテストの感想を書こうかなと思っています。

ここ2年はコロナ禍の為、部活動に制限がかかるだけでなく、集まったり、交流することもすることができない状況になっていると思います。

コロナ前は、大崎高校は年に数回、ペーパージオラマ合同練習会というペーパージオラマを他校の皆さんに紹介し、その作り方を教える

という会がありました。

毎回複数の学校さんが参加していただき、以前一緒に絡ませていただいた学校さんの中には後々部活指導に伺わせていただく機会を得た学校さんもあります。

 

そんな中、特筆すべき子がいます。

何度か触れたことがありますが、

直接教える機会はなかったけど、アドバイスを基にコツコツ継続した結果、

すごい技術を手に入れたモデラー

がいます。

実は、その彼が鉄道模型コンテストのT-track部門に出品しておりました。
彼のその成長ぶりを見てもらいながら、
「ペーパージオラマの可能性と、継続の必要性」を知ってもらえたらなと思っております。
 
まずは、本人はかなり嫌がると思いますが、最初にはっきりと彼にアドバイスをする機会を作った作品から見てもらいましょう。
 
これは、確か高校1年の時にペーパージオラマグランプリ2018の際に出品したものです。
ペーパージオラマグランプリは主材料を紙で作るという大会です。(今年の大会は中止となり、来年の大会については未定・・・)
さて、この作品、紙で頑張って作っているという感じはわかります。ですが、精度もまだまだですし、そもそもペーパーでどのように作ったらいいのか?というのがわかっていない感じが出ています。
 
この時彼に声をかけてくれて、「どうしたら、もっと上達するのでしょうか?」と聞かれました。

彼の母校さんとは当時つながりが強くはなかったので、教えにホイホイ行くことができませんでした。

そして、高度なことを説明するより、まずはしっかりと基礎を抑えてもらおうと考えました。

そこで、例の有名なKメソッドを彼に教え、

「コツコツこの課題をやってみてください。そうすると作る精度がどんどん上がり、作りたいものが作れるようになりますよ!」

*Kメソッドについては↓

 

顧問の先生の話によると、「ずっとこれを継続して制作していましたよ!」

その結果、1年後の同じペーパージオラマグランプリでは

いすみ鉄道の大多喜駅を制作。

1年間、サイコロを作り続けるという指導しかしていませんでしたが、構造物を作る精度が格段に上がっていることがお分かりになるでしょうか?そして、特に水平と垂直の精度がとんでもなく上がっていますよね。

これだけで、作品としての評価は数段上がります。

確かこの時に、「ここまで来たら細かいところに気を使いましょう!色とか、配置とか」

みたいな説明をしたような記憶があります。

その後、鉄道模型コンテストにも出品し、さらに技術を上げました。

(画像がありませんでした・・・)

*秋葉原の万世橋近辺を作っています。たぶん検索をすると出てきますよ!

ここでは、精度に自信がついたので、よりいろんな観点を考慮した作品になっています。

具体的には街並みの見せ場である密度と精度を生かした作品作り。

 

さて、その後も作品作りを楽しみにしておりましたが、コロナになってしまって・・・

ですが、水面下では彼とやり取りをしており、ちょっとサンプル制作のお手伝いをしてもらったりと実力をつけておりました。

 

そして、今回、鉄道模型コンテストのT-track部門にしれっと出していたんです!

それが↓

いかがでしょうか?

一番最初の画像を見てからもう一度これを見てください!

同じ製作者の作品には見えないと思うんですよ!

なにより、水平、垂直の精度の高さ。これはすさまじいレベルです。

私のKメソッド理論はやはり間違っていないと思いました。

精度に自信がつけば、余裕ができるので配置とか配色とか考えられる余裕ができるのです。

そして、それがプラスに働き、自作ではきれいに作ることが出来ないと思われる部分も紙で作れるようになるのです。

 

これで終わりとは言いませんでしたよ!

「君はもう印刷での彩色は終わり!ここまで来たらもう、塗装をして作りなさい!」

と。おそらく塗装をしだしたら、末恐ろしい作品を作ってくれるのではないかなと思っています。

そして、彼にはそのことは理解できていると思います。

 

・・・さていかがでしょうか?

ジオラマはセンスが必要だという人もいます。ですが、私はこう考えています

「ピラミッドの頂点のような存在になりたいのならば、確かにそれはセンスが必要。だけど、上手な作品作るね!ということでよければ、だれでも到達できる。それがジオラマ」

と思っています。それを彼は体現してくれていると思っています。

 

そして、一度はペーパージオラマを試してみようと思ったが挫折した人や躊躇している皆さん。

今回、例に出した子だけではなく、今回の大崎高校ペーパージオラマ部の部員のほぼ全員が、入部時別にジオラマ巧者ではありません

。ジオラマすら知らない子もいます。では、どうして作れるようになっているのか?

 

その答えは、今回紹介した「彼」が答えてくれていると思います。

 

前回の記事で私が上位入賞の常連になる為に必要な条件として3つ挙げました。

 

ぜひ実践してもらいたいと思います。そしてわからないよーという皆さん、顧問の先生方。

ちょっと考えていただき、場合によってはお声がけください。

お教えいたします!

 

それでは~!

 

まだまだお家で過ごすことが多いはず!
こんな時だから、ペーパージオラマやってみませんか?
みんなが手を止めているとき、ここがチャンス!
テレワークの合間に、お勉強の息抜きに、お子さんの知育養成・コンタクトするツールに!
日本屈指のテクニックをここでゲットしましょう!そして、
素敵なジオラマの世界をペーパーを使って楽しみませんか?

幼稚園から高校生まで、教育機関の皆さま、指導依頼お受けしております。
「一応」それなりの成果も出しているので、「一応」それなりの指導ができると思います(笑

ご興味のある方は、こちらへ(一応HP持っています)

http://fturn.web.fc2.com