ナチョ・リブレ 覆面の神様 - Nacho Libre (2006) ★★★★★
大好きなジャック・ブラック作品。日本公開が待ち切れず、DVDを買いました。
期待を裏切ることなく、大笑い。
<キャスト>
ジャック・ブラック、アナ・デ・ラ・レゲラ、エクトル・ヒメネス
<あらすじ>
孤児のイグナシオは修道院で育ち、食事を作ることを担当しています。イグナシオは小さな孤児たちに美味しくて栄養のあるものを作ってあげたいのですが、お金がない為に歯がゆい思いをしていました。そんなある日、人気プロレスラーが優雅な生活をしているのを目の当たりにしたイグナシオは、もともとプロレスに憧れていたこともあり、プロレスに挑戦してみようと思うのでした。パートナーとして、以前孤児たちの食材をひったくったスティーヴンを誘い、プロレスに参加したのですが、さんざんな出来に終わりますが、ギャラを渡され、次の試合も用意されました。こうして試合を続けていくと、ギャラも良くなって、孤児の子供たちにも美味しいご飯を食べさせてあげられるようになり、お洒落もできるようになりました。そのうちにお金だけでは満足できなくなり、プロレスラーとして強くなりたいとも思うようになり、ドタバタします。
修道院ではプロレスは野蛮なこととして否定されているため、イグナシオは隠れてやっていたのですが、ある時プロレスラーをしてることがバレて、修道院を追い出されます。
思いをよせるシスターエンカラナシオンにもプロレスは自尊心と虚栄心にすぎないと言われ非難されました。
孤児のためにもと頑張って戦っていたイグナシオは、ついにトップレスターのラムセスへの挑戦権を棚ボタで獲得。パートナーのスティーヴンに手紙を託して、エンカルナシオンに試合を見に来てくれる頼み、ついに彼女の目の前で王者ラムセスを倒した。イグナシオは自尊心や虚栄心でなく、孤児のために戦っていたことを示すことが出来たのだった。
<感想>
簡単なストーリーのコメディですが、とても良かった。
いかにもジャック・ブラックの映画ですね。バカバカしいし、変った感じもいい。
何をやっても駄目男が彼なりに頑張って成功し、恋もうまくいくというありがちなストーリーですが、ジャック・ブラックのファンで駄目男の自分は、感情移入させすぎてしまい、何度見ても、最後のラムセスとのプロレスしてるシーンで泣いてしまいます。でも基本は笑える映画です。
ヒロイン役のメキシコ女優アナ・デ・ラ・レゲラさんは本当に整った顔立ちで、一見の価値あります。
バイオレンス、クライム、ラブシーンもないのもいいですね。
短いシーンですがいかにもメキシコプロレスってところも楽しめます。プロレスラーは本物らしいです。
おバカムービーやコメディは苦手って人もいるのですが、自分的にはスクール・オブ・ロックに続き、大ヒットです。