HONDAウエルカムプラザ青山で、2012年9月9日(日)福祉車両展とF1マシンRA273の同時展示を見て感慨深い思いをした。
(2012年9月9日、HONDAウエルカムプラザ青山にて、写真は全て筆者撮影。 カメラはiPod touch。)
F1マシンはスポーツカーの極致であることは疑いの無いところである。
一方、その隣に展示してあったN-BOX+やFREED, STEPWAGON等の福祉車両はというと、これをスポーツカーと言う人はいないであろう。
しかし、私はこれもまた「スポーツカー」であると思ったのだ!
(福祉車両N-BOX+のデモンストレーション。)
どういうことかと言うと、うちには介護の必要なお年寄りが一人いて、その為もあってこの「福祉車両展」を見に行ったのであるが、その車椅子生活の年寄りにとっては、この車椅子のまま乗れる福祉車両で出かけることが「心の解放」になるからなのだ。
そもそも、「スポーツ」を英語の辞書で引いてみると、次のように書いてある。
sport 初15c;disport (気晴らし、遊び)の頭音消失。 「dis-(離す)+ -port(運ぶ)=気持ちを別の所へ運び去る」
・・・「ジーニアス英和大辞典」より
スポーツとは、その語源を紐解けば、気晴らしであり、遊びであり、(鬱屈した)気持ちを別の所へ運び去って、心を解放することなのだ!
そうであるならば、スポーツカーとは、心の解放をしてくれる自動車である。
私にとっては自転車やオートバイやオープンカーが一番自分に合ったスポーツカーである。
一方、車椅子から乗り降りすることも難しい人にとっては、この福祉車両は間違いなくスポーツカーとなるであろう。
そんなことを思いながら、このF1マシンと福祉車両の両方を眺めていた。
それにしても、1967年当時、まだ日本人の多くがF1なんて知らない時に、本田宗一郎氏はF1で優勝はするは、もちろんその前に鈴鹿サーキットは作ってくれるは、すごいことだったんだと、このマシンを見ながら思った。
明日9月27日には、CR-Zの新型車が発表になるらしい。これも見に来たいが、時間が取れるだろうか。
ホンダはやはり、スポーツカーを忘れてもらっては困るのだ。
しかし、ポルシェやフェラーリなどという高すぎる車は、私はあまり好まない。
そういう高価すぎる車は「心の解放」というより、なんだか「心の重荷」になりそうで・・・
で、要望としては、マツダのロードスターを見習って、私のような年金生活者にも買えるスポーツカーを頼みますよ。
本日は、スポーツカーの庶民的な楽しみを考えてみました。