東京国立博物館本館3月本館浮世絵コーナ 3月12日~4月14日 | パパリン日記 2

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今月の浮世絵は隅田川、上野、浅草、吉原、飛鳥山、御殿山など桜の名所やお花見の様子を描いた作品、桜を題材とした芝居絵など桜の描かれた様々な版画と肉筆画        を展示しています。

 

窪俊満の夜景内外の図

部屋の中や灯火のあたる部分にのみ濃さを変えて色を付け、両側の桜の種類を描き分ける繊細な表現が見どころ。派手な色を避けて墨を主とした「紅嫌い」の技法で上品な抒情的作品が生み出されました。しっとりした春の夜の情景が伝わってきます。

 

鳥文斎栄之の金竜山桜花見

 

 

伝菱川師宣の浮世人物図巻上巻

解説によると花見に訪れた一行が黒門から入っていく場面に始まり、上野寛永寺山内での元禄時代の華やかな遊宴の様子が描かれています。浅草周辺にの舟遊びを描いた下巻と一対をなしています。師宣の落款がありますが、師宣自身の工房での制作と考えられます。