東京国立博物館本館令和3年9月浮世絵コーナー | パパリン日記 2

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今月も絵師自らの肉筆画、丹絵、墨摺絵、紅摺絵、錦絵の流れの展示になっています。展示は926日まで。

筆者不詳の毬つき・三味線図 

 

 

懐月堂度繁の立美人図 重要美術品 丹絵

宝永・正徳(1704から16)頃、懐月堂安度が肉筆画で懐月堂様式と呼ばれる肥痩の激しい大胆豪放な立美人図を確立し人気を得ていました。度繁はその門人で、波と片輪車模様の着物をまとうに美人を描いた本図は、版画による典型的な懐月堂派美人図の希少な作例。

 

 

鳥居清信の生島新五郎と岩井佐源太 墨摺絵

鳥居派の祖、江戸に下り、歌舞伎関係の絵を描きました。役者絵は誇張された。瓢箪足蚯蚓描で豪放な江戸歌舞伎を表現しつつ、流麗で簡略な描線に簡単な彩色を加えた美人風俗も描きました。

 

 

二代目鳥居清信の初代菊之丞と八代目市村宇左衛門 紅摺絵

 

 

西村重長の初代瀬川菊之丞の吉三郎と初代荻野伊三郎の八百屋お七 紅摺絵

 

 

鳥居清広の二代目瀬川菊之丞 露考(はで娘) 紅摺絵

 

 

鳥居清満の初代中村松江の八百やお七 紅摺絵

 

 

石川豊信の初代佐野川市松の久松 重要美術品 紅絵 重要美術品

佐野川市松は、若衆方として絶大な人気を誇った役者。長羽織には、〇に同を表した市松の紋が見えます。大きな巾広柱絵に全身像を描いた画面は、掛け軸にして部屋に飾ることもできる画面は、フアンの需要に応えて作られたもので紅絵の色彩も上品です。

 

 

鈴木春信の浮世美人花見立・てうしや内てう山、花王 錦絵

 

 

北尾政信演の当世艶風拾形図・船宿かずさや 重要美術品

北尾政信演は、山東京伝の名で戯作者としても活躍。

船宿は、吉原の游客が利用したり、深川の芸者との遊びの場にもなりました。本図は船宿の店先の様子を描いたものです 。