Q

国語の批評文の書き方について質問です。
中3の国語「握手」についての質問です。
条件は、①最初に自分なりに「握手」の付加価値をつける、②説明や理由は「握手」の特徴である、展開、表現、伏線の中から1つ以上に触れる。③600文字以上で書く。
付加価値は自分で考えようと思ってますが、できるだけ短くしたいです。付加価値がどうな感じなのかよく分からないので、例をあげてくれると嬉しいです。
できるだけ自分で書こうとは思いますが、書くことが苦手なので、参考程度に活用したいと思ってます。文でもアドバイスでも大丈夫です。

 

A

・こういう課題は、学習者が作品と向き合い、理解を深めることを促すのが目的です
批評文を書かせるのはそのための手段です
作品と向き合い理解を深められるかどうかが重要であり、何をどう書くか、作文として上手か否かは、実はこの課題の意味、主な目的ではありません
・「握手」は、その文学としての価値を理解するのはかなり難しい、難易度の高い作品です
授業では教師がこの作品を褒めていましたか
褒めていないなら、その教師もこの作品の価値を理解していないと思われます(理解できていれば褒めたくなる、いくら褒めても褒め足りない作品です)
以下、助言します
・一番シンプルでわかりやすい着眼点は、何もかも相違するに等しい二人の登場人物(、二人しか登場しない作品ですが、その二人)が、コアな人間関係、濃密な心のつながりを持てたことを、相違点とコアな人間関係・濃密な心のつながりそれぞれ、作品から抜き出して示します
それ、つまり【何もかも相違するに等しい二人の登場人物が持ち得たコアな人間関係・濃密な心のつながりの創出】を「握手」の付加価値として書くのが、最もシンプルな考え方であり書き方であろうと思います
二人が共通するのは性別くらいで、他はすべて異なると言ってよいでしょう
濃密な心のつながりは、両者の会話と葬儀の描写から拾い出せると思います
参考になりましたら、あとは自力でお書きください(私の助力はここまでです。より高度な書き方もありますが、それは控えます。また、私は「作品の付加価値」という表現の意味がよく理解できませんし、文学作品について、その「付加価値」を云々する姿勢をそもそも好みません。その点もお断りしておきます)