Q

中1(新中2)息子の塾にについて 皆様のご意見をお願いします。
現在馬渕教室、Hクラスに通う中1息子の母です。馬渕教室の宿題、予習動画もやったりやらなかったりで、本人のやる気が出ておらず、前の塾に戻すべきか、このままやる気が出るのを待ちながら通い続けるかで悩んでおり、どうするべきかのご相談です。
【経緯】
5年生から塾を検討し、馬渕教室の入塾テストを受けましたが落ちました。そこで別の塾を検討し、入塾テストに合格した開成教育セミナーへ通いました。6年の終わりで再度実力を試す意味もあり、馬渕教室を受けてみたところ無事受かり、ママ友の勧めと、友達も馬渕の方が多いため、通っています。
約10ヶ月ほど通いましたが、宿題も出したり出さなかったり、予習動画も見る日もあれば、そうでない日も、、のらりくらりと交わしながら、現在に至り、馬渕実力テストの評価は下がる一方です。学校の期末テストも350点ほどで、馬渕では400点以下の補習の呼び出しもありました。
以前の塾は先生がかなり熱血で、授業中、少しよそ見をすると、声を掛けてくださったり、宿題をしていないとその場で結構な圧で怒る。という感じで、チャランポランな息子もコントロールされており、アメとムチを上手く使い分けて下さっている先生でした。
ただ、やはりレベルとしては、馬渕が良いよ。というママ友の意見と、本人に相談したところ、入塾テストを受けてみる。との事で中学入学を機に塾を変えた冒頭の結果です。
そもそも息子は勉強ができる方ではなく、家では全く机に向かわないので、塾である程度コントロールをお願いしたく、5年生から通い始めました。それまでに勉強癖をつけなかった事に、親として今更後悔をしておりますが、どんどんやる気も無くなってきている事、恐らく授業に付いていけてない事。特に英語は全く分からないようで、前回の馬渕の実力テストは0点でした。家庭教師との併用も考えていて、馬渕と家庭教師でいくのか、レベルに合った塾に戻すのか、はたまた個別指導塾に変えるのか、新年度も始まる為かなり悩んでおります。
馬渕はもう新年度スタートしており、教材などは購入の選択しかない事。以前の塾は3月スタートでまだ切り替えには間に合うな、、となっています。
肝心の本人ですが、馬渕に通い続ける。と言います。理由は友達も居るしそんなにコロコロ変えたくない。と。宿題、動画の件も伝えると、「やるから!!」感情的に言いますが、結果やってません。夫婦共働きの為、手取り足取り横で見る余裕もその頭もないので、塾や家庭教師に頼ろうとしております。
本人の1番の希望は塾も家庭教師も辞めたい。楽して暮らしたい。ただ、今頑張らないと将来困るのも分かってる。パパやママが頑張って働いてるお金なのも分かってる。でも、やる気が出ない、、、と言います。
【質問】
長くなりましたが、私は9割前の塾に戻すで決まっていて、馬渕にも退塾のご相談を本日電話したのですが、担当者不在で保留。本日、息子が塾に行った際、先生から別で声掛けがあり、偏差値で比較しているなら、前の塾と馬渕は出し方が全然違うよ。君はどうしたい?という質問と説明があったようです。息子は馬渕に通いたい。と返事。この様な状況で皆様ならどう判断されるか、ご意見をいただきたいです。

 

A

下の方の回答がほぼすべて妥当です
私も家庭教師と個別指導塾講師の社会人講師です
下の方が言及していない点について補足します
お子さんにないのは危機感ややる気やくせではなく、学年相当の学力です
学力といっても数値ではなく、勉強を積み重ねて賢くなっていける力、具体的には「教材を前にして一定時間座り、内容の理解に努力し、読み・書き・思考する実践力と継続力」です
お子さんには現学年段階のその力が十分でなく不足しているということです
その結果数字は伸びず、学習負荷が高すぎて苦痛になる、結果として取り組まない、の循環ができてしまっています
それは本人がよくわかっているようで、「塾も家庭教師も辞めたい。楽して暮らしたい。やる気が出ない」はすべて「私には学力がなく、今の学習内容が私にとっては負荷が高すぎる」という意味です
お子さんの「今の塾を続けたい」は「今まで通りの自分でいたい」という意味です
それは負荷が自分で調節できた成功体験からくる安心感を手放したくないためです
「変えるのはいや」は、「成績結果を求める親のために学習負荷を高められ苦しむのは迷惑」という意味です
私から見れば、二つの塾に丸投げした結果が現状です
塾は個々の生徒の学力に合わせません
個別指導塾でも、塾の持つ教材の難易度の範囲で合わせるのが限度です
学校の試験はワークを丸憶えすれば点数は取れますが、それは理解とは違います
私は、一年後のお子さんの学校定期テストは今(350点)の6、7割(200点代前半)に落ち込む可能性が強いと見ます
中一の時点で「塾も家庭教師も辞めたい。楽して暮らしたい。やる気が出ない」というお子さんは、中2の学習内容はさらに学習負荷が高まります
イメージ的には学習は前の学年の理解が土台になります
前の学年の理解が7割ならば、一年後は7割の7がけ、つまり理解は5割前後になると見るのが自然です
箱モノを抱えている塾にとってお子さまは月謝要員でしかありません
一年後は金と時間をどぶに捨てた結果と思いになると予想します
共働きでお金があるなら、質の高い家庭教師に週2回90分ずつ見てもらうことをお勧めします
一般の方が自力で見つけるのは至難の業ですから、質の良い会社に依頼するのがよいでしょう
会社としては学参・学研・ファースト等をお勧めします
まちがっても教材販売を伴う会社はいけません
そういう悪質な会社はたいてい「勉強が苦手な子専門」と謳っていますのですぐにわかります
私はもう10年この仕事をしていますが、上に挙げた3社がコーディネート力の信頼できる会社です
月謝等少々お高いですが、それでも週2回90分で年間6,70万程度かと思います
経験実力ある家庭教師ならば丸投げしてかまいません
なお、よい家庭教師の見極め方は簡単です
生徒の伴走者として生徒の学習負荷を軽くすることを役目と自覚し実行する家庭教師が良い家庭教師です
勉強させたい親の意を受け生徒をむち打ち学習を強制する家庭教師は悪い家庭教師です
おわかりでしょうか
親の良い悪いも同様であり、その点をあなたご自身が理解なさらないならば、何に頼ろうと状況は改善しません