Q

娘、中2女子の、家庭教師の先生選びについて、アドバイスをください。お願いします。
娘は真面目な方で、勉強も真面目に取り組んでいます。
夏休みに、私が個人契約し、大学生家庭教師の先生に5回、自宅食卓テーブルで授業をしてもらいました。旧帝大医学部2年生男性で、その後の模試で成績も上がり、娘曰く教え方がものすごく分かりやすかったし、優しく素敵な先生でした。時給は1時間3000円で、よその機関を通したら1時間5000円はするらしいので、破格と思いました。夏休みの短期バイトでお安く引き受けてくれたのだと思いました。
その先生から、先日私に、継続して長期で指導したい、時給は1600円で受ける、と連絡がありました。驚いて何故継続でしかも低料金なのか質問したら、手ごたえを感じ、ひと枠はやりがいで指導したいと考えたから、という返答でした。
大変有り難いお話だし、好青年です、しかしちょっと話がラッキー過ぎて、不安にも思いました。
家庭教師を経験された方や保護者の方に、個人契約する場合の、アドバイスや注意点を教えて頂きたいです。
長文で大変失礼しました。どうぞ宜しくお願い致します。

 

A

こういうのは、本人を直接見てさえ判断が難しいものです
ましてやご質問文だけで判断は出来ません
私は60代の家庭教師、20年は高校教員であった者です
以下は一般論です
・時給の点で言えば、話がおかしいです。「やりがい」という言葉には裏があると考えるべきです。
・医学部は3年以降実習が入って来、バイトできる曜日や時間が限定されてきます。学年が上がればなおさらです。来年はお嬢さんが高校受験で、自分が3年生であるという事は、家庭教師の出来る日は限られ、その中に時間1,600円の枠が取られることになります。稼ぎという点からは、むしろなくしたい契約でしょう。医学部生でなくとも、時間1600円はそういう意味を持つ金額です。
・以上の二点を総合すれば、この話は辞退しておく方が無難であろうと私は思います。生徒がかりに男性、お子さんがお嬢さんでなく息子さんであったなら、その学生さんは同じ条件でオファーして来たかどうか、質問者さんご自身で熟考なさるべきかと思います。
・時間報酬の額ですが、医学部生であっても、家庭教師会社や塾を通しての公立中学生に対する指導であれば、学生が得る時間報酬は2000円台が一般です
家庭側はざっくり時間当たり5000円ほどの負担になりますが、家庭教師に入るのはせいぜいその5割です。
・契約書について助言されてみえる回答がありましたが、私に言わせれば無意味です。契約書を法的に有効ならしめる(相手から金を取る)ためには、現実的には損害賠償請求した上での訴訟と勝訴ないしは和解が必要です。損害賠償額が10万円を越えたら地方裁判所の民事訴訟になります。結審まで行かずに和解までであっても、弁護士費用は100万円を下りません。被害の立証責任は原告側つまりご家庭の側になります。要するに、契約書は現実的には意味を持ちません。恥を知る人であれば、ご家庭や生徒さんにそもそも迷惑はかけず、契約書など必要ありません。契約書が必要になるような相手と個人契約を結んではならないのです。そのために、両者の間に立ってマージンを取り責任を負う家庭教師会社があるのです。
・一般的に、自分の方から売り込んでくる業者に対しては警戒すべきです。家庭教師でも家のリフォームや害虫駆除などでも同じ事です。私は10年この仕事をしていますが、自分の方からご家庭の側にオファーした事は一度もありません。
詳細を存じませんので、回答できる範囲はこの程度です
参考になさって下されば幸いです

 

返信Q

ご回答どうもありがとうございます。
現役プロ家庭教師の方からアドバイスいただき、驚いています、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございます。
詳細の部分が書き漏れもあり、申し訳ありません。
リアルな金額の相場の情報が大変参考になりました。
扶養内かどうかなど、、ご事情、拘束性、納得感、、様々な理由から、手間やコミュ力と問題処理に自信がある学生さんの個人契約は、もしかして昨今かなり増えているのかな、、と素人ながら推察したりもしました。
頂いたご助言の通り、裏やリスクは確かに心配で気になります、、。
再度、折り入ってお話を伺う時間を先生に提案してみようか、、どうしようか思案しております、、。

 

返信A

・個人契約自体の数自体に今と昔とで大きな変化はない様に思います
最近増えたのは、地縁や口コミによらない個人契約です
・契約前の懇談ではおそらく「裏」は見えません
また、相手の方の人間性も見えないだろうと思います
言葉では何とでも言えるものです
・私の感覚ですが、短期指導終結の段階で長期指導の申し入れがご家庭側からなされなかった時点で、すでに勝負あった案件です
相手を5度ご家庭に入れ、お子さんの学習を見させ、その指導力や人柄を見ていらっしゃるはずのあなたが、短期指導が終わるままに、その後のオファーなり相談なりをなさらずにみえた事は、その時点でのあなたの評価であるように私には思われます
あなたが今迷われていらっしゃるのは、語弊を承知で申し上げるならば、損得勘定であるように私には思えます
もしそうであるならば、家庭教師の目利き・選択は損得計算でお考えになるべきではありません