部落差別について
昨年9月に入籍し、主人の名字をもらいました。(仮に田中とします)
入籍後主人の両親から、「私たちの結婚の時は部落差別で大変だった」とお話がありました。
どうやらお義母さんの両親が田中という名字で部落差別をしていて、お義父さんが"差別対象の田中ではなく、うちは別の田中だ"という証明まで出してもらい結婚を認めて貰ったようです。(もう30年くらい前だとおもいます)
私達も部落差別なんてホントにあるんだ、と、小学校の授業で習ったくらいだったのでショックを受けました。

本題になりますが、今はマイホームを契約し始めて、土地探しの状態です。
安さや住みやすさなど踏まえて、A市がいいよねと話していますが、そのA市こそ、お義母さんの地元なのです。
もしそこに私達田中家が家を建てて住み始めたら、やはり今でも部落差別、されるのでしょうか。
もちろんA市でも広いので、お義母さんの御実家からはかなり離れた市内で検討します。
私達もまだ20代なので、分譲土地等で探せば周りも比較的若い世代で部落差別なんて無いのでは、と思ってますが、部落差別に詳しくなくて実態が分かりません。。(古い年代の方だと差別するのかな、と考えています)

長くなり申し訳ありません。もしご存知の方いればアドバイス頂けると幸いです
ここまで読んでいただきありがとうございます

 

興味深く拝読しました
私は長く高校で教員をしていた者です
HRでも教科でも人権教育をしてきました
あなたのこの相談は、教科書レベルの差別事案です
義母様のされたことは「差別のバラマキ」です
あなたのされて見えることは部落差別そのものです
意外に思うでしょう
「私は何も差別なんてしていない」と
いえ、されています
ほとんどの差別は、悪気無しに、本人の自覚としては差別意識無しにするものがほとんどです

あなたは家を購入する土地の選定について、過去にその地域に差別事象があったことを理由に、土地購入をためらっています
将来そこに住むことで、部落差別を自分や家族が受け、何らかの不利益を被るのではないかという心配をされています
つまり、部落差別を理由に自分の行動を決めようとしています
それが部落差別なのです
あなたと違い、正しい人権意識を持つ人はどう考えるかお教えしましょう
「部落差別をする人はどこにでもいる。だから、特定の土地を避けても差別からは逃れられない。差別者には立ち向かい、自分は差別をしない生き方を貫こう」と考え、夫とよく相談し、そのことを考慮条件から外します

私の娘は、数年前にかつての被部落部落を抱える校区に家を購入しました
おかげで保育所は他地域に比べて幼児も少なく、職員はよく教育されていて質・意識ともに高く、孫はすくすくと育っています
義母様が一言、私がここに書いたようなことをあなたに添えて語っていたなら、あなたのショックもよほど変わっていたことでしょう
差別は信頼や優しさを断ち切り、疑いや不安を広げる、だから克服しなければならないのです
差別の側に立つ少数者が可哀そうだからしてはならないのではありません
人権とは優しさや思いやりの問題ではないのです
それは「人は他者を尊重し合わなければならない」という、ただそれだけのことです
あなたのこの質問文面には、ただ自分だけのことを考えていて、共に生きる被差別の側にいる人に対する配慮が丸でありません
その結果として、自分も不安になっています
これが差別であり、差別の怖さなのです

 

質問者からのお礼コメント