「調律師のるみ子さん」 Q1:請求書の束 Q2:手間賃 | 古典も現代文も本当は面白いはずなのに

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Q
 現代文「調律師のるみ子さん」という話について。
 『薄曇りの夕方、洗濯物取り込んでいるときドアベルが鳴りました。郵便配達が請求書の束と小包を一つ、るみ子さんに渡します。』
 という所なのですが、この[請求書の束]というのは何の請求書なのでしょうか。るみ子さんになにを請求したのですか?。
 もうひとつ質問してもよろしいでしょうか。これは明確な答えがないのですが、
 『腕のいい方と伺っておりましたが、どうやら何か手違いがあったらしい。ピアノはそのままにして、どうぞお帰りください。時間分の手間賃はお支払いしますから。』
 という文について、[時間分の手間賃はお支払いしますから。]という所がありますが、るみ子さんはその手間賃を受け取ったと思いますか?全然音を合わせていないのにその分のお金を貰う事にためらいがあると思うので受け取らなかったという考え方も出来るのですが、皆さんはどう思いますか? 
 
 【[請求書の束]というのは何の請求書なのでしょうか。】
 わかりません。恐らく、公共料金やカード支払などの信販会社からのDMかと思います。それらは毎月のように送られてきて、差出人に興味を持つ必要のない郵便物です。

  【るみ子さんはその手間賃を受け取ったと思いますか?全然音を合わせていないのにその分のお金を貰う事にためらいがあると思うので受け取らなかったという考え方も出来るのですが】
 できるでしょうか?るみ子さんは老人のクレームの後、「慎重に、きわめて念入りに音を合わせ」、「でも 音は全部合っていますよ」と主張しています。老人も「お支払いします」と言っています。「受け取らなかった」という記述がない以上、「手間賃を受け取って帰った」と読むのが自然です。

質問した人からのコメント
 なるほど、何か色々と勘違いしてしまったようでした。詳しく回答していただきありがとうございました!