クロちゃん虹の橋へ… | 腹黒女の『腹の中』

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鳴かぬなら鳴かせてみよう男ども!


パパのお姉ちゃんからLINEが…

『クロちゃん死んじゃったんやって…』

クロちゃんとはパパのお父さんが飼ってた犬。

6年前に近所の人が夜逃げしたらしく2匹の犬だけ置いてった。

お父さんは別に動物好きでもなかったけど引き取った。

「あーっ。もーっ!コラっ!」と言いながらでも毎日の散歩は欠かさずにいた。

お父さんが入院したりツーリングに出たりする時は兄弟の家で預かってもらったり。。。

可愛いがってはなくても世話だけはしてた。

一人暮らしのお父さんには丁度良い大きさのクロちゃん。

クロちゃんは…特別可愛いがってはもらってないけど、お父さんの事が大好きだった。

私らが帰ったら散歩したりカットしてやったり…

私らにも懐いてくれてた。

短い尻尾フリフリして可愛いかった。

ウチの虎太郎とは仲悪かったけど、諭吉とは仲良しだった。

諭吉を初めてクロちゃんに見せた時、そーっと近付いて鼻チューもしてくれた。

そんなクロちゃんの散歩するのを楽しみに帰ってた私ら夫婦。

でも…もういない…サヨナラも言ってない。

5月に帰った時には眼も白く濁ってた。

お父さんに病院に連れて行ってね!

と言っても『寿命や!』と、取り合ってもくれなかったが、注射や薬はしっかり世話してくれた。

胸元には可愛らしいネームプレートも付けてもらってたクロちゃん。

クロちゃん…おとなしくて、人懐っこくて、賢くて。

今回のお盆休みは帰れないけど…

お正月に帰ったら綺麗にしてやろうねってパパと話してたのに…

お父さん、クロちゃん居なくなったら外に出る事もあまり無いだろうな…

ボケ防止の為にもクロちゃんの散歩は必要やった。

あのゲージにクロちゃんの姿が無いんや…

と思うと凄く寂しい。

虎太郎と諭吉に
『クロちゃん死んじゃったんやって…』

と泣きながら話しかけたら虎太郎は膝の上に乗っかってきて私の顔をジーッと見てた。

諭吉は…お構いなしに
『おかーん!ごはーん!』と走り回ってた。。。

動物を飼うって…本当に大変。

可愛いだけじゃない。

『命の重さ』への責任重大。

諭吉も発作起こしたりするけど、何があっても我が家の家族として守るからね!

オカンは虎太郎と諭吉のオカンやからね!

人間のお兄ちゃんは虎太郎と諭吉に嫉妬してるけど…

『俺と猫とどっちが大事やねんえーん』とアホな事言うけど…

ぜーんぶ大事!虎太郎と諭吉は私にもう一度オカンにしてもらった。

クロちゃんの『死』は…我が家で大きな出来事でした。

虹の橋渡って、いっぱい走り回ってね。