お風邪のフルコース | ぞうの みみこのブログ

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えらくブログの更新の日が空いてしまいました。
風邪をひいていて、仕事をこなすこと、日常の雑事をこなす以外にはなんにもできない状態が続いていました。

実はニューヨークでは風邪が大流行りでして、わたしも昨年暮れに立て続けに二回ひき、

今年の5日からまた具合が悪くなって、三回目のお風邪。

これがくせ者で、健康状態がもとに戻るのに二週間くらいかかってしまいました。

直っていたようにみえて、そうでなくずるずると風邪を引き続けた訳でもなさそうです。

それぞれにメインの症状が違うので、(素人判断ではありますが)やはり三種類の風邪にかかったのではないかと。

最初は脱力と吐き気。風邪をひいていても、最低の事(音楽教室のシフトをこなす)はしなければならず、第一陣の風邪のときは電車を降りて歩いても10メートルおきに座って休憩しなければ、目的地にたどり着けなかったり、普通の食べ物だと吐き気を感じて、おかゆやスープなどを日々食べておりましたらすっかりスリムに。
(もともとが痩せなんで、あんまりありがたみは無かったですが。)

二回目の風邪は体の痛み。頭痛もひどかった。

三回目の風邪は熱と、それがおさまったかな、とおもったらすごい咳に悩まされました。あたたかいレッスンルームで仕事中に突発的に咳が止まらなくなり、エクスキューズミー、といってレッスンを中断して給水機のとこにいって水をもって戻ったり。

やさしいお母様が、”これが咳によく効きましたので、先生もどうぞ”
といって咳止め用のドロップをくださったり。
(なんてやさしいお母さんなんだーと感激。お子さんもすごくいい子。)

夜寝る時に咳が止まらず、寝不足になったり。咳のおかげでお腹が筋肉痛になるくらいでした。腹筋が鍛えられたかもですが。

(このようなことで腹筋がきたえられてもあまりうれしくはないですが、なにごともポジティブな面をみるべきなのでしょう。)

三回目の風邪が収まったら、そのあとはまるでデザートのごとく体ぜんたいになんともいえない疲労感がみなぎりました。

それがシュポーと抜けて行って、すべてが終わった時は、すこしスピリチュアルな気分になりました。

風邪を装い、実は去年までわたしの内部に蓄積されたいろいろな悪い事がどーっと音を立てて出て行ったかのような不思議な虚脱感。

カタルシス、という言葉を自分の体で体験したような気分。

どこからどこまでが物理的、肉体的な理由でこんなに風邪をひき、
はたまた、どこからがメンタルな事情でこんな風になったのか、
興味しんしんです。(まるで人ごと)

この季節は子供達がつぎから次へと咳をしたり鼻をすすったりの状態でレッスンに来るんで、それをもらっちゃうのは音楽教室の講師の職業病みたいなもんですけど、
(保育士さんなんか、もっと大変らしいですね。)

こんなフルコースみたいなのは初めてでした。

これだけいそがしく、まとめて風邪をひいたので、今年の冬の風邪はこれで打ち止めだと思います。(そうじゃないと困る。)