先日、おにぎりカフェに行って来たので、レッスンの時間にやって来たエドモンドに報告した。
”どうだった?”
”ううーん”
と少し間を置くと、私のいいたいことがわかったと見えて、
”日本のおにぎりとは違ってたんだ。” と聞いてきた。彼も似たよう体験をしたことがあるらしい。
”こっちの、どのチャイニーズレストランでもあるビーフ・アンド・ブロッコリー、てあるでしょ? あんなのほんとの中華料理にはないんだよ。”
”ええー、そうだったのー!”
<ビーフ・アンド・ブロッコリー:文字どおり、牛肉とブロコッリーを炒めて、とろりとした醤油ベースのソースをからめた料理。こちらではどこの中華料理店でもみかける一般的メニュー。>
”ここには、ほんとの中華料理はない。家ではお母さんがほんとの中華を作るけど。”
”そうだったんだー。”
多民族国家で、人種のサラダボールという面もあるけど、それらの文化は、大なり小なりアメリカナイズされ、オリジナルとは似て非なるものになってる。 日本文化だけじゃ無いんだな。そういえば、フランス人も、ここには本当のフランス料理はない、と言っていた。