かれがもし生きていたら、(Claude Debussy1862~1918)
150歳になるのですな。
”クロード、おめでと、あなたなしでは、現代の音楽も
なかったでしょう。”
でも、この、(作曲家の名を冠した)だれそれイヤーって、
誰が提唱し始めたのでしょうか。
考えるに、いろいろつじつまが合わない事が合ったりする。
たとえば、近い所で、二年前の2010年、
ショパンイヤーと言われていたが、(ショパンは1810生まれ。
でもって、2010は彼の生誕200年だった。)
でもだれも、シューマンイヤーなんて言ってなかったぞ。
(ショパンとシューマンは同い年生まれ。)
わたしだけでしょうか。。ピアノの生徒には、
ひたすら、”世間ではショパンイヤーと言ってるけど、今年は、
シューマンイヤーでもあるのよー” と、その年は言っていたものです。
音楽業界のマーケティング戦略でしょうか、
そして、二人を比べたときに、シューマンがややアピールに劣るとか
言う理由で、ショパンの名だけが残されたのか?
もうちょっと、さかのぼると、2008は、ちまたではメシアンイヤーと
呼ばれてました。(メシアンは1908年生まれ)
当時、大学院でセミナーを受講中、担当教授のジャスティン先生に
その話題をふると、”へーそうなんだー。”
と、はじめて聞いたかのような反応が返ってきた。
(彼はすぐれた作曲家です。)
やっぱり、~イヤーというのは、自然発生的なもの、というより、
どっかで煽っている人たちがいるのでは。。。
ところで、クロードは、映画にもちょい役で出演した事があるのでした。
といっても、普通の役者さんがドビュッシーの役で出てた、
という意味ですが。すこし昔の映画ですが、ご参考までに。
”カミーユ クローデル” (1988、フランス)
同名の女流彫刻家の激しくも悲しい半生。イザベル アジャーニ主演
むかし本で読んだのですが、ドビュッシーと彼女は短い間
おつきあいをしていたらしいです。彼女からもらった彫刻、
ずっと死ぬまで手元に置いていた、というエピソードがあります。
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