怖いインド料理屋でのこと ② | 育児より大変な仕事は絶対ありませんから。

育児より大変な仕事は絶対ありませんから。

あると思ってる人はオッパイ飲んで大人になりな。

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こんばんは、山田パパです。


昨日の続きね。



「あ~、

 おきゃくさま、ふたり、ごあんない

 おきゃくさま、ふたり、ごあんない

 おきゃくさま、ふたり、ごあんない

 おきゃくさま、ふたり、ごあんない

 おきゃくさま、ふたり、ごあんない

 …、

 …、

 …、」


分かったよ、

入りますから、もういいよ。


で、

ナツミと2人でこのインド料理屋に入ったのね。



店内に入ってまず思ったこと。


インドの人って

お香がすごいのね。


これ、

何の臭い?


日本の万物では例えられない臭い。


しいて言うなら、


精霊の森に住む妖精達の息吹みたいな臭い。


まぁ、

ようするに、

お香がキツク臭いすぎるのよ。


これじゃぁ、

飯を喰いにきたのが、

葬式にきたのかわかりゃしない。



まぁ、

気を取り直して注文。


「すいませ~ん、

 注文お願いします」


「ハイ~」


「チキンカレー1つと

 辛くないお子様カレー1つ」


「えっ?」


「…、

 …、

 だから、

 チキンカレー1つと

 辛くないお子様カレー1つね!」


「えっ?」


「注文聞いてるの?(ムカッ)」


「スミマセン。

 お子様カレーの辛くないのと、

 …、

 …、

 …、

 チキン・カレー

だろ?」



(゜Д゜)ハァ?

何でいきなりタメ口なんだ!



で、

そのまま待つこと5分。


チキンカレーとお子様カレーがでてきました。


うん!

見た目は美味しそう!


食べてみると、

うん!

美味しいね!


これチキンカレーが550円で

お子様カレーが400円。


コストパフォーマンスもいいし、

味もかなり美味しい!


しかも全ての商品が

テイクアウトOK!


育児家族には嬉しいよね!この条件!


店の雰囲気を日本人が入りやすく改良すれば

絶対に売れそうな店なのにもったいないね。



で、

食べ終わった後、

料理長らしきインド人がこっちにきて、

かなりの片言で、


「オアジハイカガデスカ~?」


「美味しかったです。

 ナッチャンも美味しかった?」


そしたらナッチャン、

インド人料理長にむかって、


「アンパンマンのカレーの方があまかった。

 でもナッチャン、もっとおっきくなって

 おねえちゃんになったら

 このカレーも食べれるから待っててね!」


「エッ、

 ナンデスカ~?」


「アンパンマンのカレーの方があまかった。

 でもナッチャン、もっとおっきくなって

 おねえちゃんになったら

 このカレーも食べれるから待っててね!」

「モウチョット、

 ユックリオネガイシマス~」

「アンパンマンのカレーの方があまかった。

 でもナッチャン、もっとおっきくなって

 おねえちゃんになったら

 このカレーも食べれるから待っててね!」

「ワカラナイナ~」

「アンパンマンのカレーの方があまかった。

 でもナッチャン、もっとおっきくなって

 おねえちゃんになったら

 このカレーも食べれるから待っててね!」

「ニホンノコトバ

 ムツカシイナ~」


もうええわい!!



変なお店だったけど、

久しぶりにオレ達のお客が入ったので、

インド人5人が精一杯に一生懸命に、

料理を作って提供する姿は

言葉を越えて胸うつものがあったね。


きっとこのまま諦めずに頑張れば、

けっこう美味しいしスタッフ全員一生懸命だから

きっと売れる店になるとオレは思うのね。


いつか繁盛店になっても、

今と変わらない頑張りでいてほしいね。


そのときは

おっきくなってカレーを食べれるようになった

ナツミとまたいくからさ。



(おしまい)



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