台湾の大学学科紹介:国立台北教育大学 社会地域発展学科 | いろいろあるけど、やっぱり台湾

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だから、やっぱり台湾はおもしろい!

台湾の大学の一学科をピックアップしてシリーズでご紹介します。

台湾の大学進学を考えている方はもちろん
海外の大学ではどういった授業が行われているのか知りたい方

ぜひぜひご一読ください(^^)

 

国立台北教育大学 社会地域発展学科を、ご紹介します!

 

卒業国立台北教育大学 社会地域発展学科

                             

台北教育大学の特徴

 

・国立台北教育大学は1895年に正式に設立されました。前身は台湾総督府国語学校で、「台湾芸術発展の起点」として称えられています。陳振伯、黃土水、李石橋、李梅樹など、日本展に参加した著名な近代芸術家を輩出しました。北師美術館(MoNTUE)は台湾政府教育部指定の「美感教育遊学基地」とされています。

 

・多様な分野に跨る第二専攻の単位及びコースを開設しており、情報プログラミング言語は大学一年次の必修となっています。

 

・学生は第二外国語の授業が必修となっています:ドイツ語、フランス語、スペイン語、日本語、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、マレーシア語の合計9種類の中から、第二外国語を選択できます。

 

・学生の海外でのインターンシップや、第二外国語をより深く学習するためのチューター経費を支援します。

 

・世界の著名な大学と提携し、学術交流や、お互いの学生や教師の訪問及び交換を行っています。

学科概要

・本学科は、社会発展分野(歴史文化、社会変遷)及び、地域発展分野(環境資源管理及び地理情報システム応用、景観及び都市計画)の二つの主軸を含む多分野専攻学科です。

 

 台北師範大学時代、この学科の前身は社会教育学科でした。当時の学科は人文的な要素が強くありましたが、学科改変後は、当学科のカリキュラム設計は、理論及び実務応用能力を併用することを特徴として、大学三年次には専門テーマを研究するカリキュラム、四年次には外部機関でのインターンシップを行うカリキュラムが含まれています。社会調査研究力や産業革新能力を備えた研究者、あるいは環境資源管理や地理情報応用能力を備えた景観及び都市計画に従事する人材を育成します。

カリキュラム

一年次必修:・地域発展理論、地域及び環境資源
      ・ビジネス心理学、社会学経済学概論       
      ・データ及びビジネス分析、統計学
      ・都市計画

二年次必修:・社会及び行動経済学
      ・史学方法論
      ・地理情報システム
      ・景観学概論

三年次必修:社会及び地域発展専門テーマ研究

四年次必修:社会及び地域発展インターンシップ

主に身に着けることができる能力-1

・社会及び地域発展等に関わる専門知識への理解及び評価分析能力:
社会学、地理学、経済学等々を含む、この学科での4年間の学びを通して、社会への洞察力と、独立思考をもって社会課題を批判する能力を養成します。また、自分自身の生活環境を観察し、考え、そして反省することで、積極的に社会に影響を与えるよう努めることができます。

・論文執筆及び研究能力:
この学科は、専門のテーマで論文を執筆することを非常に重視しています。大学一年次と二年次には、中国語のライティングに関わる授業が多くあり、学科の中間及び期末試験でも論述形式で答える問題が多く出題されます。この他、三年次には一年間を通して各自の専門テーマの研究及び文献の精読を行い、三年次の下半期には論文の発表を行います。

主に身に付けることができる能力-2

・実務専門プロジェクト執行能力:大学一年次から三年次に至るまで、学科では多くの夏季インターンシップや様々な企業訪問の機会を提供しています。私自身は、都市計画領域を含む都市発展局の夏季インターンシップや、市立博物館のガイドを行うインターンシップ等に参加したことがあります。これらの経験を通じて、多くのことを学ぶことができ、また、他の組織のメンバーと共に企画を進行する能力を育てることができました。

大学四年次には、外部機関でのインターンシップを行い、社会を経験することが必修となります。私自身は民間司法改革基金会という司法制度を専門とするNGOでインターンシップに参加し、主に冤罪事件に係る陳情を支援する担当をしました。かなり多くの法律実務の知識を学ぶことができ、また、実際の支援活動を通じて市民が冤罪の被害を受けないよう助ける事ができました。この学科で学んだことが、実社会と緊密に結びついていると言えます。

専攻選択カリキュラム-三大領域

社会発展領域
・「社会発展領域」は「歴史文化」「社会変遷」及び「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を主軸とし、カリキュラム設計は社会及び産業発展の課題分析に重きを於き、社会調査に従事し、産業に革新をもたらすマネージャーを育成します。

地域発展領域
・「地域発展領域」は「環境景観」及び「地域産業」を主軸とします。カリキュラム設計は環境資源管理、地理情報システム分析、環境デザイン及びコミュニティ構築等の地域環境分析能力に重きを於き、地域発展計画、都市計画、景観企画デザインを行える人材を育成します。

 

実務総合領域
・学生の就業インターンシップ及び領域を跨った総合カリキュラムを主として、社会及び地域発展インターンシップ、社会及び地域発展専門テーマ研究、文化資産活発化経営、科学技術マーケティング及びブランドコミュニケーション、総合マーケティング宣伝、都市及び地域計画理論(計画分析方法を含む)、都市工学、レジャー活動デザイン、コミュニティ構築と実務、産業競争分析及び実務等のカリキュラムがあります。

将来の進路

都市計画従事
・都市部の土地と非都市部の土地の計画、設計、検討、研究、分析、評価、調査及び計画管理等に関わる業務に従事します。

市場調査/市場調査分析
・各種調査研究専門プロジェクトの執行、市場の情報及び資料収集を担い、産出した分析結果をマネージャーに報告します。

教師(教師育成のための別プログラムを修了する必要あり)
・小学校教師の資格を持ち、各小学校教員となります。科目によって各種カリキュラムの教材を制定し、授業で教鞭をとり、学生たちの学習状況を鑑みて各学生の支援をします。

インテリア及び景観デザイナー
・景観美化創作、屋外環境デザイン、レジャー観光産業計画に従事し、システムデザインの観点から人文及び環境面での課題を解決します。

水土保持技師、水土保持エンジニア
・国土環境資源及び防災管理に係る仕事に従事します。

卒業生調査

卒業後進路
・教師、一般公務員、民間企業、研究職、起業

 

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