(仮称)仲野隧道 | 道にあるちょっと古いもの

道にあるちょっと古いもの

トンネルや橋など、ちょっと古めの道路構造物を訪ねた記録

【名称】不明
【所在地】夷隅郡大多喜町下大多喜
【竣工】不明
【延長】約60m
【幅員】
【高さ】



2013年12月1日訪問

(仮称)仲野隧道

ここは大多喜町、田んぼの中のなんの変哲もないあぜ道だ。現在地はココ(←クリック) 地図の表記を真に受ければ、真っ正面にそれなりにちゃんとした隧道があるはずなのだが、そんな様子はない。どういうこっちゃ?まきき氏のトンネルコレクションで知って、地図に場所だけチェックしておいたのだが、どんな隧道だったっけかな?と思いながら進む。

(仮称)仲野隧道

少し進むと、道の脇に怪しげな窪みが、、、

(仮称)仲野隧道

( ゚д゚)ハッ! もしかして、ここ?まじっすか?

(仮称)仲野隧道

のぞき込むと、確かに隧道だ。こういう下に降りた所にある隧道ってイヤなんだよなぁ(^-^;

(仮称)仲野隧道

おそるおそる降りてみたのだが、意外なことにイヤ~な感じは全くナシ。人道サイズの小さな素掘だが、こいつはいいぞ!

東側坑口から内部を望む。

(仮称)仲野隧道

内部から見た東側坑口。

(仮称)仲野隧道

ん、横穴、、、汗

(仮称)仲野隧道

コレ、なんだろ?ガスコンロ?ちょっと触る気になれなかったので、写真だけ撮ってスルー(^-^;

(仮称)仲野隧道

前進再開。内壁の下の方に水没した跡らしき模様が見える。確かにこの構造だと水が溜まるよなぁ。

(仮称)仲野隧道

この管は水道管?農地に水を引くためのものか?

(仮称)仲野隧道

今度は左手に横穴。壁で封鎖されている横穴の奥って、どうなっているんだろう。。。

(仮称)仲野隧道

水の音が聞こえてくるんだけど、、、(^-^; 基本、こういう横穴って防空壕跡だと思うのだけど、、、

(仮称)仲野隧道

天井にまきき氏のお友達発見。眼鏡を買い換えてから、ヤツらがよく見えるようになって、助かったような困ったような。知らぬが仏だったよなぁ(^-^;

(仮称)仲野隧道

西側の坑口が近くなってきた。たまたま真正面から陽が差し込んできていた。

(仮称)仲野隧道

内部から見た西側坑口。

(仮称)仲野隧道

さて、坑口近くにまたもや横穴。こういう穴はちょっと遠慮したい(^-^;

(仮称)仲野隧道

さらにもうひとつ。こちらも遠慮させてくださいぃぃぃ (+_+)

(仮称)仲野隧道

振り返り。

(仮称)仲野隧道

トンネルを抜けると堀割だった。

(仮称)仲野隧道

西側坑口。

(仮称)仲野隧道

西側坑口から内部を望む。

おいら脚が長いでしょ!( ̄ー ̄)ニヤリ

(仮称)仲野隧道

坑口から見上げたところ。

なんだか崩れてきそうだけど、、、

(仮称)仲野隧道

実際、崩れてこうなったんじゃね?(^-^;

(仮称)仲野隧道

このまま西の車道に抜けたいところだが、車も停まっているし、なんとなく出て行きにくい雰囲気なので、自重。

ところで、この隧道の出自だが、一切不明というか調査していない(汗) 自称人見知りという大ウソツキのまきき氏と違って、おいらは真性人見知りなので、とてもじゃないが、地元の方に聞き取り調査なんてできないので(^-^; ただ、このサイズと立地からして、野良仕事に行くために掘られたと考えるのが妥当かと。また、横穴(防空壕として利用された跡?)があることからも、戦時中には既に存在していたのではないかと思う。

それにしても、ほんの少し遠回りすれば反対側に出る事はできるのに隧道を掘るというところが、いかにも房総流(笑) 確かに農家の人にとっては、家と田んぼの間を日に何度か往復することがあるだろうから、このちょっとした遠回りが煩雑で「隧道掘っちゃえ!」という気持ちになったということも想像される。江戸時代以来の水路隧道(二五穴)を掘る伝統、隧道を掘りやすい地質、それと、わざわざそれだけのコストをかけることができる経済的余裕がこの地域にあったということだろうか。

(仮称)仲野隧道

さて、引き返そう。

     ※     ※     ※

(仮称)仲野隧道

数分後、、、自転車で西に廻ってみた。こっちからはちょっと行きづらいなぁ(^-^;




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