私の行っていた大学は入試の時期がずれていて、K都大学や、O阪大学やらを落ちた連中が集まって来てて、一浪二浪当たり前で年齢も出身もバラバラな連中が同級生だった。
入学式後のガイダンスでは「君たちは負け犬だ!」的な話をされ、「俺第一志望やったのに!」って連中は居た堪れない思いをしてた。(まあ、負け犬根性見せてみろ!的なハッパな訳だけど)
後から思うと、あー?って思う話で、名簿順でイニシャルTの私の1つ前に何故かイニシャルF君がいたが、誰も気に留めなかった。
F君はある日、「今日俺は20歳になった!今日からTと呼んでくれ!」とカミングアウトした。F君には一大決心だったんだろうけど、同級生はみんな
F君はある日、「今日俺は20歳になった!今日からTと呼んでくれ!」とカミングアウトした。F君には一大決心だったんだろうけど、同級生はみんな
「あ?そ!」ぐらいで深く聞く連中も居ず、その日からT君になった。
K君はある日「大学を辞めて宣教師になる!」と言った。引き留めたり彼の信仰を深く追求する連中もなく「ま、頑張れよ!」という言葉を背に辞めて行った。
同級生の中でも仲のいい連中10数人とバカな事ばっかりやってたけど、年齢など関係なく誰がリーダーという事でもなく、言い出しっぺがその企画のリーダーになる日替わりリーダーだった。
今思うとあの頃が1番フラットな世界に生きて居たんじゃないかなぁ?