学校ではたった一つの答えを求める問題を教え、たった一つの答えを憶えこませる。
6-3-3-4で16年間その訓練を受けた学生は就活でもたった一つの答えを求めて就活マニュアルを熟読し、たった一つの答えと信じてリクルートスーツを身にまといマニュアル本の想定面接をスラスラと答えれるまで憶えこむ。
採用側企業もたった一つの答えを求めて採用マニュアルを熟読し、たった一つの答えと信じてマニュアル本の変化球質問を投げかける。
なんて茶番なんだろう?
京都大学山極総長は言う
「大学には、答えのまだない問いが満ちています。」(29年度入学式式辞より)
「京都大学は自学自習をモットーにして、常識にとらわれない、自由な学風の学問の都であり続けなければなりません。」(30年度入学式式辞より)
ある京都大学教授の言葉
「世の中の人が言う自由とはいろいろある選択肢の中から好きな道を選ぶ自由。
京都大学の自由はだだっ広い荒野の真ん中に地図も持たずにポツンと立たされる自由。」
すべてを自らが切り開いて行く自由
自らが学び、自らが答えを考える。
こんな当たり前なことから始めていきたい。