台中にある彩虹眷村の黄おじさんを知ってる?
眷村とは台湾にある外省人の居住区のこと。
太平洋戦争後、台湾を統治することになった国民政府により中華民国軍の家族の多くが移り住んだ地区。
老朽化が進みまた都市開発のために多くが取り壊されていくなかで、
黄おじさんは自分が住んでいる眷村が廃れていくのを悲しみ解体が決まっていた家屋に絵を描き始めた。
やがて噂が広まり黄おじさんが描いたカラフルな絵を観に多くの人が押し掛けるようになる。
すっかり台中を代表する観光地となった村は彩虹眷村と呼ばれ解体計画は変更され保存されることとなった。
一人のおじいさんの願いは行動を起こすことで奇跡を呼んだ。
彩虹眷村に行けば黄おじさんは90歳を過ぎた今でも観光客に笑顔を振りまいてくれる。