正当な評価 | Je suis le père de Chip.

Je suis le père de Chip.

Chip Chihuahua,le chien de ma famille.
Nous l'aimons beaucoup.
Nous voulons vivre avec lui pour toujours.

折角良いものを作っても、それが評価されなければ、
「良いものを作ってやろう」という強い動機は萎えてしまう。
工業製品であれ、農産物であれ、食品であれ、理屈は同じだ。

経済活動において生産品を評価するものさしは価格だが、
今はデフレ真っ只中、 全般的に低価格の流れから
本物もまがい物も価格的に差がつきにくくなっている。
しかも、長期間続く深刻なデフレであるため、
良いものを生産している人たちのヤル気まで削いでいる。

「良いものを安く」というのが私たち消費者の願いであり、
所得が伸び悩む中で、その思いは切実だ。
良いものを横目に廉価品を手にするということが多くなっている。

その一方で、巧みなPRやムードつぐりの上手さから、
粗悪品とは言わないまでも、
そのポテンシャルに似つかわしくないヒット商品があるのも事実だ。

だが、いくら良い生産者だからといって、
農家のじいちゃんや町工場の職人に
PR上手になれと言ったところで無理がある。

以前、五泉市村松の「かあちゃん本舗」の里芋と栗を紹介した。
件の農産物はいずれも、パパの半世紀の人生において巡り合った中でも
最高の里芋であり、栗であった。
地元の農家のばあちゃんやかあちゃんが丹精込めて作ったものである。

「かあちゃん本舗」は、地元の食材に詳しい専門家が立ち上げた。
都合が悪ければ、祭りの屋台のように店をたたんで
次の土地へ移動という商売はできない。
絶品の里芋と栗は、その素性の良さもさることながら、
共存共栄、そして地元の信頼関係に育まれた農産品なのだ。

どこかの二級品とごったまぜに流通させられ、
それなりの価格であっては良いものを作ろうという気になるだろうか。
地元の言葉で農家のかあちゃんと語り、
良い品物だからと少しでも良い値を付けて返す。
どんな褒め言葉よりも効き目のある褒め言葉だ。

いくら美味しい農産品だからといっても、
実際に消費者が食べてみてくれなければ、
農家のかあちゃんの懐は温かくはならない。
消費者の固くなった財布のヒモを緩めさせるのは容易ではないが、
何としてもそれはやり遂げなければならない。

幸運にも「かあちゃん本舗」の仕掛人にお会いすることができた。
是非お会いしてお話をうかがってみたいと思っていた。
地元産品への熱い思いがヒシヒシと伝わってきた。
細く長くということなのだろうが、末広がりの展開を願わずにはいられない。
もちろん、私たちに見えないご苦労もおありだろう。
「かあちゃん、がんばれ!!」と心の中でつぶやいたパパであった。

断っておくが、パパは「かあちゃん本舗」とは特段の関係はない。
ただのチワワの飼い主の消費者でしかない。
あそこの食材を食べて話を聞いて、
それほどまでに感激したことが唯一の発露なのである。

新潟には多くの優れた食材そして酒がある。
知名度がそれほど高くないばかりに、それなりの評価のものも多い。
自分にどれほどのことができるかはわからないが、
何かできることはないか、色々と思案を巡らしている。


-画像はいずれも11月記事に掲載したものを再掲-


【サイズ特大きめが細かく食感抜群の里芋】


【栗は収穫後しばらく寝かせて甘みを増した今の時季が食べごろとのこと】

【パパがブログでできることはPRくらいかな】