大阪泥縄万博 | 加納有輝彦

大阪泥縄万博

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【討論】戦争危機の中、大阪破壊!万博・IRの危険[桜R6/8/5]を見た。

 パネリストの桜田照雄氏(阪南大学経営学部教授)が、大阪万博の問題点をイデオロギッシュでなく淡々と実情を語られたがゆえ、一層驚きを持って現在の惨状を実感した。

 集成材で建設されている「建設費がどうみても高すぎる」と悪名高い「木製リング」の避雷対策がにわかに注目を浴びている。木製リングに落雷するリスクが非常に高いというのである。おそらく避雷針的なものを設置し、地下にアースするしか方法はないであろう。

 ところがである。桜田教授は言う。
夢洲はただの廃棄物処理場ではないという。もともとの地層が有機物で出来ており、もともとの地層からもメタンガスが発生するのだという。その地層の上に、廃棄物が処分され、そこからもメタンガスが出るのである。

 メタンガスを放出するパイプを作っているが、全体としては、メタンガスを地下に封じ込めている。

メタンガスは静電気でも爆発するという。すると雷の高圧電流のアースで、爆発しないと誰がいえよう、いや、爆発する危険があるというのである。

 万博協会は、木製リングの避雷対策を現在練っているという。今頃気づいた???泥縄。

そもそも電気、上水、下水、ガス等々、インフラが何もない夢洲で、なんで開催するの。
下水もどうやら処理容量が間に合いそうもなく、汲み取り式の便器から夜中、バキュームカーで汲み取るというではないか。しかも、そのバキュームカーまで足りないと言うでなないか。避雷対策から、下水対策、暑さ対策から、一事が万事、あまりに杜撰すぎる。

結論は、夢洲での開催は、松井一郎大阪府知事(当時)の強い意向だったという。

 討論でも戦犯は、松井氏。松井氏の責任は逃れることは出来ないと言う。ただ、彼は早々と政界を引退した。

 かつて大塩平八郎は、決起失敗の後、他の首謀者が自首する中、逃げ隠れた。
最終的には、見つかり、自害した。

 今世は、命はとられないが、大いなる責任を問われよう。

万一、落雷によりメタンガスが爆発するというような大災害が発災しようものなら、その責任の重さは、超弩級である。そもそもやってはいけない夢洲を会場にしたのは松井一郎氏なのである。



 

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