メタンガス、一酸化炭素、殺人アリの三重苦ー-大阪万博
開催まで一年を切った大阪万博 メタンガス、一酸化炭素、殺人アリの三重苦
3月に起きたメタンガス爆発事故以来、ここに来て、安全性に関する疑念が噴出している。子供たちが無料招待されている大阪府の学校教師の間からも「安全性」に対する疑念が消えない。教職員組合は、子供たちをそのような危険なところへは行かせられないと無料招待に反対を表明している。
メタンガスについては、無色無臭というところが始末の悪いところ。
東トイレ棟において、2月28日~5月31日の間に、地下のメタンガス検出回数は1350回。
その中の76回が1.5vol%を超える、労働者退避義務が課せられる作業不可能の数値が検出された。
メタンガスだけではない。なんと一酸化炭素も検出されている。
東トイレ棟(屋内)において、4月1日~5月31日の間に、一酸化炭素が486回検出された。その内、3回が50ppm超えたという。この値は、軽い頭痛、激しく動いたときに呼吸困難が生じる値である。
また、最近、道を挟んで隣接するコンテナターミナルで、550匹の猛毒ヒアリ(殺人あり)が発見された。
550匹は、処分されたが、普通に考えて、5000匹はいるのではないか。
メタンガス、一酸化炭素、泣きっ面に蜂ならぬ、殺人アリである。
あるジャーナリストは言う。「呪われている。」
吉村知事も大型台風の到来で、交通アクセスが限られている万博会場(夢洲)が、孤立するリスクを認め、これから対策を練るという。これは、会場選定の時に、リスク要因として考えておくべきこと。想像を絶する「いい加減さ」「杜撰さ」である。
万博のテーマ、命輝くが、命が危険に晒されている。
つい先日の記者会見で、「そもそも何でこんな(危険な)会場(夢洲)で万博をやるんですか?」と、今頃になってTBSの記者が、万博協会の藁田博行整備局長に質問した。
通常、「夢洲開催のリスクに対しては、万全を期します。ご安心下さい。」と官僚答弁をすると思いきや、藁田博行整備局長は、開き直った。
「協会は『ここでやれ』『対策して開会しろ』と言われているので、そこの答えは、私らに見解はないです。来場者の安全を守るというのは、主催者の当然の義務というか、開催の前提になりますので、そこは信じて来ていただいて、楽しんでくださいと」
おいらの責任じゃない。上が、ここでやれと言っているから、その質問は答えられない。やってられねえよ
居酒屋でのやり取りなら理解できるが、公式の記者会見の場である。
また、メタンガス爆発事故のリスクに関して、藁田博行整備局長は、明確に責任逃れ発言を重ねた。
「ファーストフードとかテイクアウトのお店が何軒か入る。火気は使わない店でという募集をいったんはしているので、それがどこまで皆さん徹底できるかっていうところにかかってくると思う」
この発言の意味は、もし、メタンガス爆発が起きたら、それは火気を使わないという約束を破ったお店側の責任であるということ、その言質をとっているのである。
確か、大阪市長は、万博の魅力の一つに、各国の民族料理、おいしい食べ物と言っていた。火気を一切使わない料理、加熱は電気ヒーター? 全て冷凍食品の解凍? 中華料理は無理でしょうね。大阪市長のグルメPRは、大いに疑問を感じる。
いずれにしても、杜撰極まりない話である。
ネットオカルト界では、2025年7月5日?、大災害予言でノストラダムス以来の大盛り上がり。梅田まで水が押し寄せるとか?だったら夢洲は?
話を戻す。
藁田博行整備局長の開き直り発言を突き詰めれば、最大の責任者は、飲み屋で大いに盛り上がって夢洲にカジノ誘致を決定した、
松井一郎元大阪市長、安倍首相(当時)、菅官房長官(当時)というところか。
きっと、藁田氏は、居酒屋で愚痴をこぼしているだろう。
「やってられねえ。」
それにしても、無責任協会職員に100万円を超える月給が毎月支払われている事に、府民の批判はさらにヒートアップする様相。あと一年を切った大阪万博、どうなる。
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大阪万博の会場で“メタンガス爆発” 会場の安全性は?万博協会は「信じて来て、楽しんで」【報道特集】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1262910?page=4