高等宗教と民族宗教(部族宗教) | 加納有輝彦

高等宗教と民族宗教(部族宗教)

高等宗教と民族宗教(部族宗教)

 

 高等宗教(世界宗教)とは、仏教,キリスト教,イスラム教など

 民族宗教(部族宗教)とは、ゾロアスター教,古代ユダヤ教,ヒンドゥー教,道教,日本神道など

 

これは宗教学における分類です。

 

 さて、幸福の科学は、高等宗教であることは、3000冊を超える膨大な書籍群(大川隆法著)の内容を見れば、誰がなんと言おうと客観的事実です。それと同等の講演、セミナーにおける説法が実際にあったわけです。現在、高等宗教が世界宗教へと脱皮していく歴史的過程にあるのだと認識しています。

 

 日本において高等宗教が存在したのか。鎌倉仏教のような弟子筋の宗教運動は存在しました。キリスト教の布教活動も存在しました。しかし、開祖が高等宗教(世界宗教To Be)を日本において開いたという事は、おそらくなかったのではないでしょうか。

 

 さて、以前、13万部を誇る大ベストセラー「日本保守党」百田尚樹、有本香著と、「幸福実現党立党の原点」幸福実現党編著を読み比べていると書きました。

 

 最大のポイントは、両党が拠り所としている政治思想は何なのか。

幸福実現党は、もちろん大川隆法総裁の政治思想。いわば愛の神エル・カンターレの政治思想を拠り所としています。

 その政治思想の包含するものは、あまりに膨大で私如きが全体像を語ることは不可能ですが、例えば、その政治思想は、ギリシャの都市国家の共和政体にも影響を与えています。また、尭・舜・禹の、禹の会計思想にも。近年では、ハンナ・アレントの政治哲学「自由の創出」には、若き日の大川隆法総裁先生は強く共感しておられます。

 

 自由と平等の概念は近代社会のメルクマールですが、大川総裁は、自由と平等のどちらかを選び取るとすれば、「自由」を選び取れと仰っておられます。

 

また、自由の反対は、「大きな政府」とも仰っておられます。幸福実現党が目指すものは自由の大国です。

 

 一方、日本保守党が拠り所としている政治思想は何なのか。

どうやら百田尚樹著「日本国紀」が語る歴史観(神道)、それを標榜する政治思想であることが理解されました。

 

 ゆえに、幸福実現党は、高等宗教(世界宗教)をバックボーンに持つ。

日本保守党は、民族宗教をバックボーンに持つ。

 

 これはこう申し上げて差支えないと思います。さらに敷衍すれば、日本保守党を参政党と言い替えても、これは同じといえましょう。

 

以下、全くの個人的な感想ですが、

 やや気になるのが、神道的価値観の中の、君子と臣民の関係。

 

忠良ナル臣民の平等性。これが極端に行くと、君子からお恵みをありがたく受け取る、転じて政府から有り難く給付金を頂戴する・・・大きな政府に親和性が高いこと。これが気になります。事実、現在の共産党から自民党まで全部バラマキ合戦をやっていますが、これが民族的属性から必然的なものかもしれないということ。

 

 自由の反対は、「大きな政府」と総裁の箴言を引用しましたが、言い替えれば、大きな政府は自由を侵害するということです。

 

 インド時代の仏教教団の僧団の運営体制は、いわば共和政体をとっていたと総裁はかつて語られました。そう、君主政体ではないのです。お釈迦さまも自由を大切にしておられたわけですね。

 

このあたりの事は、私よりうんと見識の高い方々が、私のFBフレンドにもおられますので、ご指導を賜りたいと思っております。

 

 まだまだトンネル堀の最中の身でございますが、我々に課せられた使命の大きさに武者震いするのでした。

 

他の論点は、また別の機会に。ちょっと尻切れトンボですが、失礼。

 

 

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