「兵どもが夢の跡」 | 加納有輝彦

「兵どもが夢の跡」

「兵どもが夢の跡」

 大変失礼な言い方になりますが、ごく稀に、地方で福島瑞穂氏の社民党のポスターに出会うと、ある種の「感動」を覚えます。

もちろん、2022年の参院選で、全国比例で、120万票を超える得票の押しも押されぬ国政政党であり、私の所属する政党の目標を実現しているわけなのですが、地方においてポスターを拝見することはあまりない印象です。

 私は、仕事等で岐阜県中を回っていますので、少なくとも保守王国岐阜県ではそういえます。

 往時のマドンナ旋風を引き起こした土井たか子氏率いた社会党を思えば、福島氏のポスターを見ると、重ねて失礼な表現になりますが「兵どもが夢の跡」みたいな気分になるのでございます。

 忘れもしない1990.11月、まさにマドンナ旋風が吹き荒れた年、有楽町マリオンの前で、たった一人でビラを配っていた当時35歳の福島瑞穂氏から私はビラを受け取った。

まだ彼女は、政治家ではなく、フェミニスト弁護士、論客としてテレビに出演していてすでに有名人ではあった。

山出し(いなかっぺ)の私にとって、たった一人でビラを配っているテレビでよく拝見する「有名人」からまばらな通行人の一人としてビラを受け取ったことに、少し興奮した記憶がある。ポチャっとして彼女は可愛かったのだ。(笑)
 
 そんな事もあり、地方でポツンと一軒家よろしく彼女のポスターを見ると、ある種の「感慨」があるのでございます。(笑) そう「兵どもが夢の跡」みたいな。

 さて、昨日は、いわゆる限界集落に近付きつつある私の故郷で、同志と共に、ポスター貼りを行った。

 故郷は温かい。党員ではない一般の方であるが、快く貼り替え、あるいは新規にポスターを貼らせて頂ける。

 長年ポスターでお世話になっている、かなりご高齢になられるが、絵心のある方で、その方はなんと釈党首のポスターを見て、肖像画を描いて下さったこともある。昨日、初めてその「肖像画」に接した。

 ご高齢であることを思うと、健筆である。

 そして、何より嬉しかったのは、絵心を触発し、筆を取らせたオーラが、ポスターから発せられていたであろうこと。

おそらく「兵どもが夢の跡」とは逆のベクトル、未来への力を感じて頂けたのではないだろかと一人悦に入って肖像画を眺めさせていただいた。

 無限遠点を目指して永遠の挑戦をしている幸福実現党にとって、私の気分は「常春(とこはる)」である。(笑)

 わが故郷の薫風と党首の笑顔。

わが政治の季節は、常春なり。

 故郷のやさしさが心に沁みた一日であった。

 

 

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