5股ではない。15年で5人。性〇のもとい、世紀の釈明 | 加納有輝彦

5股ではない。15年で5人。性〇のもとい、世紀の釈明

政治家というのは因果な商売である。
若いころの「汚点」が一生ついて回る。

今回、安倍派で処分をうけた幹部T氏も、「パンツ泥棒」と事あるごとに嘲笑されてきた。
まあ、ご婦人の下着を盗むなどは、いくら若気の至りといっても相当のわるさであるが、何十年も前のこと、お気の毒といえばお気の毒である。

 さて、もうお一人。お気の毒な方がいる。
このたび、衆院東京15区補選に立候補を表明したある方である。

 大変お元気な方で、8年前、国政選挙に出馬を予定していたが、不倫スキャンダルで断念した方である。
8年という時間を経て、国政選挙にチャレンジすることとなった。(2022に参院選にはチャレンジした。落選)

さて、小選挙区東京15区には、候補者が乱立している。Sの支援を取り付ければ、当選が濃厚となる中、貞淑なるS婦人部から8年前とはいえ、スキャンダルをもつ候補者に疑問符がついたという。

 はたしてこのような方が推薦に値するの?

この状況を意識してか、かの候補者は、記者会見において8年前のスキャンダルに対して深く反省の意を示した。
ただ、一つ、マスコミ報道について注文を付けた。
「5股不倫」と報じられたことについて「罪が軽減されるわけではないが、5股ではないです。15年間の結婚生活で5人ということで、同時ではないので」と釈明した。

 ご本人が言っている通り、罪が軽減されるわけではないが、5人同時でなく、15年で5人です。という釈明に、あきらかに「情状酌量」を幾分期待しているようではある。

 さて貞淑なるS婦人部は、5股でなく、15年で5人をどう比較衡量するのだろうか。やはり前者より後者の方が罪が軽いと判断されるのだろうか。非常に難しい判断である。

 2023.3.2以降、因果のスピードがかつてないほど加速されていると思うのは私だけだろうか。
今まで、アンタッチャブルの聖域に、容赦なくメスが入るのである。因果応報のサイクルが加速されている。

 ちなみに、8年前のスキャンダルに未だに攻撃されるかの候補者の擁立を決めた緑のおばさまも、かつての側近から学歴詐称を決定づける爆弾告発が文芸春秋に掲載されている。

自らのスキャンダルの残影と、ボスのあらたな大スキャンダル。泣きっ面に蜂の如き状況である。

 因果が加速されている。

他人事に非ず。

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