リニアを妨害したある『確執』 | 加納有輝彦

リニアを妨害したある『確執』

リニアを妨害したある『確執』

静岡県川勝知事の突然の辞任報道でマスコミはもちきり。

私の地元のCBCでは、「万歳!これでリニアの開通がはやまる」名古屋のみやげものショップの店主の声を報道した。
そして「リニアの妨害ばかりして、人の話を全く聞かない知事というイメージだった。」とリニア開通を遅延させた川勝知事を評するリニア中間駅を建設中の中津川市民の声も紹介した。当然、中津川市民は、リニア開通を心待ちにしている。

 さて、川勝知事は、辞任の決意を報告するために、浜松在のスズキ株式会社相談役鈴木修氏を訪れた。(川勝知事は、スズキの会社ぐるみの支援がなければ、安定的に当選することはできなかった。最初の選挙は接戦であった。最初から盤石な地盤があったわけではなかった。)

二人は、ある料亭で会食した。そこに、マスコミ記者も駈け付けた。
スズキ相談役鈴木修氏は、筆談で、取材に応じた。

 すると驚くべきことに、「私はさらなる一極集中を加速するリニア建設に反対だ。」と答えたのである。
頑なにリニア建設に反対した川勝知事のバックに、中部経済界のドン、鈴木相談役の存在があった。

これはスクープである。
(須田 慎一郎:【生配信】川勝知事のリニア反対、自民党の内ゲバ、「報じられない裏側」を須田慎一郎が暴く!!:)
https://www.youtube.com/live/8M0OH-79e0M?si=K9ndxa3cCIGZ-Kuw

 しかし、主要メディアはこのことを報道しない。一部地元マスコミは報道。

その理由は簡単である。スズキは多くのCMを打っており、無視できない広告費をマスコミに投じている。
 リニア開通を遅らせた責任を明かすことにもなるスクープ報道を主要メディアは、躊躇するのである。

 JR東海の世紀のプロジェクトを妨害した川勝知事、そして鈴木修相談役の存在。
中部に住まう人には有名な話だが、中部経済界の覇権を争ったお二人、故葛西敬之氏と鈴木修氏は、「犬猿の仲」であった。

 このこと(リニア開通断念の理由)を、高橋洋一氏は、テレビ番組正義のミカタで、「くだらない。」と一蹴した。

いや、ほんと、くだらないといえばくだらない、世紀のプロジェクトの遅延の源に、ある経済界のドンの確執があったとは。

 こんなことで世紀のプロジェクトが遅延しているとは。あまりにも人間的な・・・。

世界的ハイテクと、人間の確執・・・。川勝知事の後継は、果たしてリニア推進派となるか、川勝知事の路線を踏襲するか。興味深いところである。

 

 

 

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